Dropbox 管理者になるためのガイド
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Dropbox Business はチーム作業を 1 か所にまとめます。直感的な管理コンソール、チーム スペース、高度なセキュリティ機能を備えた Dropbox。チームでの作業を円滑に進めるのに必要なツールがそろっています。
このガイドでは、新しい管理者として管理する機能や権限、セキュリティについて紹介しています。基本的な Dropbox の使い方(同期や共有の方法など)については、チーム メンバー向けガイドをご覧ください。
まず、チームの設定方法をご覧ください。
管理者として Dropbox アカウントにログインするには
Dropbox アカウントには、 dropbox.com、Dropbox デスクトップ アプリ、Dropbox モバイル アプリの 3 通りの方法でアクセスできます。
dropbox.com で Dropbox 管理者アカウントにログインするには
Dropbox Business アカウントに登録すると、管理者として dropbox.com でアカウントを設定する画面が表示されます。Dropbox を利用するには、この最初の設定で選択したログイン情報でアカウントにログインしてください。
ウェブ ブラウザを開きます。
https://www.dropbox.com にアクセスします。
いずれかのオプションを選択してログインします。
[Google でサインイン]をクリックします。
[Apple でサインイン]をクリックします。
[ログイン]をクリックします。
メール アドレスとパスワードを入力します。
その後、Dropbox アプリをパソコンやタブレット、スマートフォンにインストールしてアカウントを最大限に活用しましょう。
アプリについては、チーム メンバー向けガイドをご覧ください。
Google のログイン情報を使用して Dropbox アカウントにログインする
Dropbox のログインに[Apple でサインイン]を使用する
管理コンソールにアクセスするには
管理コンソールは、高い可視性でアカウントを管理する一元的なハブです。以下の 2 つの簡単なステップで管理コンソールにアクセスできます。
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
管理者の役割に応じて、メンバーの監督、チームのワークフローの確認、チーム メンバーのアカウント作成の招待などが行える、さまざまなタブが表示されます。
チームのフォルダ構造を設定するには
Dropbox Business では、共有ドライブのように使えるチーム用の共有ワークスペースがあり、チーム スペースに組織の構成を反映させると、Dropbox Business を効率的に利用できます。
一般的に、管理者はフォルダ構造を設定してから、各フォルダに割り当てるユーザー グループを作成し、メンバーをチームに招待します。
チーム フォルダの作成
チーム フォルダは、オンライン版の書類整理棚のようなものです。書類の山で頭を悩ます必要がなくなり、スッキリ整理できてとっても便利!フォルダ構造と組織システムを設定しておけば、必要なときに必要なものを簡単に見つけることができるようになります。
[コンテンツ]ページで、新しいチーム スペースのフォルダ構造を整理できます。特定の種類の管理者は、この[コンテンツ]ページから共有コンテンツのメンバーシップも管理できます。
チーム フォルダを作成するには
管理者用アカウントで dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
左側のサイドバーで[コンテンツ]をクリックします。
[新規フォルダ]をクリックします。
このフォルダへのアクセスを許可するユーザーを指定します。チーム メンバー全員か特定のメンバーのいずれかを選択します。
メンバーのチーム フォルダ内のコンテンツでの権限を指定します。[閲覧可能]または[編集可能]のいずれかを選択します。
閲覧可能:メンバーはそのフォルダ内のコンテンツの閲覧
(およびダウンロード)ができます。
編集可能:メンバーはそのフォルダ内のコンテンツの閲覧、編集、アクセス権の管理ができます。
[作成]をクリックします。
注:デフォルトでは、フォルダの編集権限があるユーザー全員に、そのフォルダ内のすべてのサブフォルダの編集権限も自動的に付与されます。例えば、グループのメンバーに「デザイン」フォルダの編集権限があれば、そのメンバーは「デザイン」フォルダ内に含まれる他のフォルダも編集できます。
グループの作成
グループとは、チーム、部門、プロジェクトなどで分けられた、同じ情報にアクセスする必要があるチームメイトのグループです。このようなグループを使用してチーム フォルダへのアクセス権を割り当てます。企業管理グループを作成できるのは特定の種類の管理者のみとなっています。
グループを作成するには
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
左サイドバーの[グループ]をクリックします。
[グループを作成]をクリックします。
グループ名を入力します。
このグループ名はチーム メンバー全員のアカウントで表示されます。
注:グループ マネージャーはいつでもグループ名を変更することができます。
[企業管理グループ]または[ユーザー管理グループ]を選択します。
[作成]をクリックします。
グループにメンバーを追加する
企業管理グループにメンバーを追加できるのは管理者のみです。チーム メンバーが企業管理グループへの参加をリクエストすることはできません。
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
左サイドバーの[グループ]をクリックします。
メンバーを追加するグループ名を選択します。
[メンバーを追加]をクリックします。
招待するユーザーの名前を入力します。
[メンバーを追加]をクリックします。
グループ メンバーを追加または削除する方法はこちらをご覧ください。
ビジネス向け Dropbox チームの共有設定を行うには
管理者はチーム フォルダによる自動共有を設定/管理できます。また、チームが作成した共有フォルダすべてに適用されるチーム全体のルールをカスタマイズすることも可能です。
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
[設定]をクリックします。
[共有]をクリックします。
注:この設定への変更が遡及的に適用されることはありません。
メンバーがチーム外部者とコンテンツを共有できないようにするには
ビジネス向け Dropbox をチームでどのように使用する必要があるのかに応じて、外部と共有できるコンテンツを制限することができます。
[設定]タブに移動して、[コンテンツ]までスクロールします。
[共有]を選択します。
[リンクの外部共有]の横の[オフ]を選択します。
これにより、チーム メンバーは、チーム内の他のメンバーとのみファイルやフォルダを共有できるようになります。
チーム全体の共有権限の設定について詳しくは、管理者向けトレーニング コースをご覧ください。
チーム用に Dropbox Paper を設定するには
Dropbox Paper は、チームが考えを書き留めたり、共同作業を行ったり、アイデアを共有したりするのに最適なツールです。
ビジネス向け Dropbox にチーム メンバーを招待するには
メンバーに招待権限を付与していない限り、チーム アカウントにメンバーを招待できるのは特定の種類の管理者のみとなります。招待された各メンバーは、プランのライセンスのいずれかを使用します。
管理コンソールまたは Dropbox Active Directory Connector のいずれからでもメンバーを招待することができますが、管理コンソールを使用して招待することをおすすめしています。
管理コンソールからチーム メンバーを招待する
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
左側のサイドバーで[メンバー]をクリックします。
[メンバーを招待]をクリックします。
招待したい人のメール アドレスを入力します。
[招待を送信]をクリックします。
注:一度に多数のメンバーをチームに招待する場合は、CSV ファイルをインポートする方法もあります。
招待するチーム メンバーが Dropbox アカウントをすでにお持ちで、仕事に使用している場合でも問題はありません。招待を受けたユーザーは、既存の個人用アカウントをビジネス向け Dropbox アカウントに移行するか、新しいアカウントを作成するかを選択できます。
インテグレーションを使用してチーム メンバーを招待する
SSO を既にご利用の場合、または SSO の実装を計画されている場合は、Active Directory Connector を使用してチーム メンバーを招待することをお勧めします。
Dropbox Business アカウントに管理者を追加するには
各チームに 2 人以上の管理者を設定しておくと、アカウントのセキュリティ管理や新規メンバーのオンボーディングといった特定のタスクを分担できて便利です。
管理コンソールから新しい管理者を追加するには:
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
左側のサイドバーで[メンバー]をクリックします。
管理者に指名するメンバーを見つけます。
そのメンバーの名前の横にある歯車のアイコンを選択します。
[管理者の役割を追加]を選択します。
この権限はいつでも変更できます。あらかじめ管理者の役割が 8 種類用意され、各役割には異なる権限が与えられています。
チーム管理者にはすべての管理者権限が与えられます。
ユーザー管理者は、チーム メンバーのアカウントを追加、削除、管理できます。
サポート管理者は、パスワードのリセットなど、特定のタスクでチーム メンバーをサポートできます。
お支払い管理者は、支払いと契約更新を行うことができます。
コンテンツ管理者は、コンテンツの権限を設定しコンテンツを管理できます。
コンプライアンス管理者*は、保持ポリシーと法的ホールドを管理できます。*この管理者の役割は、データ ガバナンス アドオンをご購入いただいたチームのみご利用いただけます。
レポート管理者
チームのアクティビティとメンバー データに関するレポートを作成できます。
セキュリティ管理者
セキュリティ アラート、外部共有、セキュリティ リスクを管理できます。
各管理者の権限について詳しくは、管理者向けトレーニングコースをご覧ください。
自分が管理するビジネス向け Dropbox チームのメンバーとして代理ログインする方法
「ユーザーの代理ログイン」機能を使うと、チームのどのメンバーのアカウントにもログインすることができます。
特定の種類の管理者が「ユーザーとして代理ログインする」方法
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
[管理コンソール]を開きます。
[メンバー]ページを開きます。
ログインするチーム メンバー名の横にある歯車のアイコンをクリックします。
[ユーザーの代理ログイン]をクリックします。
選択したユーザーとしてログインするか確認し、[ログイン]をクリックします。
この後、選択したユーザーのアカウントに移動しますので、そのユーザーに代わって操作を行うことができます。
このアクセスにより、次のいずれかの操作を実行できます。
チーム メンバーのフォルダ構造を確認する。
他のユーザーとファイルやフォルダを共有する。
ファイルを閲覧、開く、ダウンロードする。
ファイルを削除する、または削除済みファイルを復元する。
終了後は必ず画面上部にある赤いバナーの[ログアウト]をクリックしてください。ログアウトすることで、他のユーザーのアカウントで間違って変更を加えることを防ぐことができます。
注:この機能は、Advanced と Enterprise プランのビジネス向け Dropbox チームでのみご利用いただけます。
ビジネス向け Dropbox からチーム メンバーを使用停止または削除するには
チームのメンバーを使用停止にする場合も、メンバーをチームから削除する場合も、すべて管理コンソールから行えます。
ビジネス向け Dropbox チーム メンバーを使用停止にするには
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
[メンバー]タブをクリックします。
使用停止にしたいメンバーを見つけます。
歯車アイコンをクックします。
メニューから[メンバーを使用停止にする]を選択します。
メンバーの使用停止を解除したい場合
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
[メンバー]タブをクリックします。
使用停止を解除したいメンバーを見つけます。
歯車アイコンをクックします。
メニューから[メンバーの使用停止を解除する]を選択します。
ビジネス向け Dropbox チーム メンバーを削除するには
管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
[メンバー]タブをクリックします。
削除したいメンバーを見つけます。
歯車アイコンをクックします。
メニューから[削除]を選択します。
削除されたメンバーは即座にビジネス向け Dropbox アカウントとそのアカウント内のすべてのファイルにアクセスできなくなります。管理者は削除したメンバーのライセンスを再利用して、別のユーザーをチームに招待できます。
ビジネス向け Dropbox アカウントを新しいチーム メンバーに移行するには
たとえば誰かが前任の社員の業務を引き継いだとします。あなたは容易かつ迅速に必要なものすべてを新しい社員に渡したいと思っています。アカウント移行により、次の 2 つのいずれかを実行できます。
すべて(ファイル、フォルダ、共有関係などを含む)を古いアカウントから新しいメンバーへと転送します。
コンテンツを管理者アカウントに転送し、新しい従業員に引き渡す内容を選択します。
Dropbox の使用に関してチームをトレーニングするには
Dropbox への移行を成功させるには、メンバーに使用方法を説明して適切なサポートを提供することが大切です。
チーム メンバー向けの Dropbox クイック スタート ガイドもご用意しておりますので、チームを招待してトレーニングを実施することをおすすめします。このガイドでは、ファイルの追加や共有などビジネス向け Dropbox アカウントを初めて使用する際に役立つ情報や、トラブルシューティング用リソースの確認方法などを紹介しています。
その他のトレーニング
チーム メンバーは Dropbox のセルフ トレーニング ライブラリでトピックを選び、各自のペースで作業内容を念頭に置きながら Dropbox の機能について学ぶことができます。管理者が目的に合ったトピックを割り当てることで、チームに最適なトレーニングを作成できます。
バーチャル クラス
チーム メンバーは無料の Dropbox ライブ トレーニング セッションにも参加できます。これは、対話式のバーチャル クラスで Dropbox の基本機能を学ぶ新規メンバー向けのトレーニングです。
Dropbox とのアプリ インテグレーションを使用するには
管理者は管理コンソールからアプリ インテグレーションを管理することができます。また、チーム メンバーはサード パーティ アプリのリンクや管理をアカウント設定で行うことができます(リンク機能が管理者によってブロックされていない限り)。
また、チーム メンバーは Dropbox App Center を使ってアプリの検索やリンクを行うこともできます。
Dropbox App Center の使用方法
dropbox.com にログインします。
左上のグリッド アイコンをクリックし、[App Center]を選択します。
リンクまたは詳しく知りたいアプリをブラウズまたは検索します。
Zoom でのプレゼン モード
Dropbox と Zoom があれば、チーム メンバー同士が共有コンテンツについてリアルタイムで会話できるようになります。Zoom インテグレーションを利用すると、チームが Zoom でファイルをプレゼンできるだけでなく、Dropbox から直接 Zoom ミーティングを作成したり、ミーティングに参加したりできます。
dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[すべてのファイル]をクリックします。
表示するファイルの上にカーソルを置き、左側に表示されるチェックボックスをオンにします。
右上の[共有]の横にある矢印をクリックします。
[Zoom]をクリックします。
[Zoom ミーティング ID を入力]をクリックし、ミーティング ID を入力します。
[プレゼン モード]をクリックします。
Dropbox での Zoom の使用について詳しくはこちらをご覧ください。
Slack で共有
Dropbox と Slack をリンクすると、コンテンツとチャットをシームレスに行き来できます。Slack のインテグレーションを利用すると、チームが Dropbox から直接 Slack でファイルを共有したり、他のユーザーにメッセージを送信したりできるようになります。また、自分のファイルを Slack で共有したユーザー、日時、チャンネルを確認することもできます。
dropbox.com にログインします。
左側のサイドバーで[すべてのファイル]をクリックします。
ファイル名にカーソルを合わせ、左側に表示されているチェックボックスをオンにします。
右上の[共有]の横にある矢印をクリックします。
[Slack]をクリックします。
メッセージを追加することもできます。
共有する相手のチャンネルまたはユーザー名の横にある[送信]をクリックします。
Dropbox での Slack の使用について詳しくはこちらをご覧ください。
カレンダーとリンク
Google カレンダーや Outlook カレンダーを Dropbox アカウントにリンクすると、いつ、何が必要かが簡単にわかります。チーム メンバーは、カレンダーとのインテグレーションによって、デスクトップから今後のミーティングを確認し、ミーティングへの参加やファイルの添付が行えるようになります。
App Center でカレンダーにリンクするには:
dropbox.com にログインします。
右上のグリッド アイコンをクリックし、[App Center]を選択します。
[Google カレンダー]または[Outlook カレンダーと連絡先]をクリックします。
注:[Google カレンダー]や[Outlook カレンダーと連絡先]が表示されない場合は、[App Center]の検索バーをご利用ください。
[リンク]をクリックし、画面の指示に沿って設定します。
Dropbox Business でチームを成功へと導こう
すべてのファイルとフォルダがしっかり同期されるように管理することが重要なように、チームがしっかり足並みそろえて能力を発揮できるように管理することも同じくらい重要です。チームの Dropbox へのアクセスを管理する方法、チーム全体の権限を設定する方法などに関する詳細をぜひご覧ください。