LAN 経由での同期を有効にする方法
LAN とは?
LAN(ローカル エリア ネットワーク)は、特定の場所にあるパソコンやその他の機器をつなぐ無線またはイーサネット接続を指します。
LAN は多くの場合、家庭内の少数のデバイス間ではなく、オフィス内の多数のデバイス間で使用されます。Dropbox チームのメンバーであり、自分のパソコンが LAN に接続されているかどうかわからない場合は、管理者にお問い合わせください。
LAN 経由での同期の仕組みとは?
LAN 経由での同期を有効にすると、Dropbox が LAN を使用して LAN に保存されているファイルを同期するようになり、それらのファイルの同期が速くなる可能性があります。
Dropbox デスクトップ アプリの設定で LAN 経由での同期を有効にすることができます。ご利用のデバイスに関する詳しい手順については以下をご覧ください。
注:パソコンが LAN に接続されている場合、Dropbox デスクトップ アプリでこの設定を有効にすると、バンド幅の設定が上書きされ、LAN 上に保存されているファイルの同期が高速化される場合があります。
Dropbox をまだご利用いただいていない場合は、ファイルの同期が簡単になる Dropbox についての記事をご覧ください。
Dropbox デスクトップ アプリで LAN 経由での同期を有効にする方法
- タスクバーの Dropbox アイコンをクリックします。
注:アイコンの列に表示されない場合は、矢印をクリックして、全リスト中にあるかどうかを確認します。 - 右上にあるアバター(プロフィール写真またはイニシャル)をクリックします。
- [基本設定]をクリックします。
- [帯域幅]タブをクリックします。
- [LAN 同期を有効にする]の横にあるチェックボックスをオンにします。
- メニューバーにある Dropbox アイコンをクリックします。
- 右上にあるイニシャルをクリックします。
- [基本設定]をクリックします。
- [ネットワーク]タブをクリックします。
- [LAN 同期を有効にする]の横にあるチェックボックスをオンにします。
注:LAN 経由での同期は現在、Apple File Provider を利用して Dropbox for macOS を実行しているパソコンではサポートされていません。
LAN 経由での同期に関するよくある質問
LAN 経由での同期の仕組みとは?
Dropbox LAN 経由での同期を使用すると、Dropbox デスクトップ ユーザーは UDP ブロードキャストを介して同じネットワーク上の他の Dropbox ユーザーを検出します。そして、Dropbox サーバーと同様の厳格なアクセス制御に従い、データを直接転送するためにこれらの他のクライアントに対して直接安全な HTTPS 接続を確立します。
LAN 経由では、異なるアカウント間でも共通のフォルダが同期されますか?
はい、LAN 経由での同期は、共有フォルダを持つ 2 つの別々のアカウント間でも機能します。同期されるのはファイルのコンテンツのみで、ファイル名やディレクトリ構造、共有権限、その他の情報は同期されません。
LAN 経由での同期は、どのように他のユーザーや共有フォルダを検索しますか?
Dropbox LAN 経由での同期では、各クライアントが定期的に送信する UDP の「ブロードキャスト」パケットを使用して、そのクライアントがローカルに持っているユーザー アカウントと共有フォルダに関する情報をアドバタイズします(共有フォルダ名などの個人情報は共有されません)。同じ LAN 上の他のクライアントは、このブロードキャスト パケットを検索したうえで、その情報を使用して共有フォルダに含まれるデータをダウンロードする場合に連絡するクライアントを決定できます。
LAN 経由での同期を使用するユーザー間の転送は暗号化されていますか?
はい、ユーザーは、データが転送されるアカウントまたは共有フォルダ固有の認証情報を使用して、ユーザー間で暗号化された HTTPS 接続を形成します。これらの認証情報は Dropbox によって発行され、アカウントまたは共有フォルダへの正当なアクセス権を持つユーザーにのみ提供されます。この認証情報は、共有フォルダからユーザーが削除された場合も含め、定期的にローテーションされます。
LAN 経由での同期にはどのようなネットワーク接続が使用されますか?
LAN 経由での同期は IPv4 を使用します。社内ネットワークが IPv6 のみに対応している場合は LAN 経由での同期を使用できません。
LAN 経由での同期はどのポートを使用しますか?
Dropbox LAN 経由での同期では、検出に UDP ポート 17500 を使用し、データ転送に 17599 から 17609(専用)の TCP ポートを使用します(最初に利用可能になったものから)。
LAN 経由での同期では mDNS が使用されますか?
いいえ、LAN 経由での同期では、mDNS とは無関係のカスタム UDP ブロードキャスト プロトコルが検出に使用されます。
LAN 経由での同期はどのようにファイアウォールを通過しますか?
LAN 経由での同期は、単一の UDP ブロードキャスト ドメイン内でのみ機能します。これはほとんどのユーザーの場合、単一のルーターまたはそれ以下になります(ルーターの構成によって異なります)。
ネットワーク管理者がブロードキャスト ドメイン内またはサブネット内でファイアウォール ルールを設定した場合、Dropbox はそれらのルールに拘束されます。
注: Windows ファイアウォールなどのローカル ファイアウォールを使用する場合は、Dropbox に権限を付与する必要があります。
LAN 経由での同期は常に有効にしておく必要がありますか?
LAN 経由での同期は、必要な場合にのみ有効(オン)にすることをお勧めします。常にオンにしていると、ローカル ネットワークの輻輳が増大し、インターネット接続の速度が遅くなる可能性があります。