Dropbox Dash に Workday を追加する方法

更新 Jul 01, 2025
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この記事では、Dropbox Dash の全管理者が利用できる機能について説明します。


Dropbox Dash に Workday を追加して、会社のディレクトリを有効活用しましょう。Workday を追加すると、従業員の役割やメール アドレス、勤務地、タイム ゾーンなどの詳細なプロフィールを検索できるようになります。また、Workday のチーム構造もインポートされ、実際の組織構造が反映されたインタラクティブな組織図が Dash 上に直接表示されます。

API アクセス権限

Workday を Dropbox Dash に追加する際、Dash は次の承認を要求します。

  • 従業員データ
    • 現在の従業員配属情報:ステータス、勤続年数、年功など、現在の従業員情報を提供するドメインです。
    • 有効な従業員および退職済みの従業員:退職済みの従業員などのレポート フィールドおよびデータ ソースへのアクセスを提供するドメインです。
    • 従業員:Get Workers ウェブ サービス上の従業員情報へのアクセスを提供するドメインです。
    • 公開従業員レポート:ウェブ サービスを含め、すべての従業員がアクセス可能な他の全従業員に関する情報へのアクセスを提供するドメインです。
    • サービス日:任意の従業員のサービス日を閲覧するためのアクセスを提供するドメインです。
    • 長期の休暇・休職:従業員の長期の休暇・休職情報の表示関連機能を提供するドメインです。
    • 休暇:従業員の未消化分の有給休暇日数と休暇の調整/超過の表示、および休暇とその残り期間の表示関連機能を提供するドメインです。
    • 休暇(タイムオフ):従業員の休暇の表示関連機能を提供するドメインです。
    • 従業員プロフィールの役職:従業員プロフィールに記載されている従業員の役職を閲覧するためのアクセスを提供するドメインです。
  • 個人データ
    • 勤務先住所:個人の勤務先住所へのアクセスを提供するドメインです。
    • 名前:個人の名前へのアクセスを提供するドメインです。
    • 生年月日:個人の生年月日へのアクセスを提供するドメインです。
    • 自宅住所:個人の自宅住所へのアクセスを提供するドメインです。
  • レポート
    • 管理:統括マネジャー、マトリックスマネジャー、チームリーダーなど、マネージャーとしてさまざまな形態の管理職務を担う従業員の表示機能を提供するドメインです。
    • 組織:組織を閲覧するためのアクセスを提供するドメインです。すべてのユーザーには、組織アイテムに付与されたセキュリティ権限と組織ごとの表示設定に基づいて、組織を表示するためのアクセス権が付与されます。
  • 表示
    • 統括組織:ユーザーがアクセス可能な統括組織の情報の表示機能を提供するドメインです。
  • プロセスの
    • タイムトラッキング:従業員労働者のタイム カードを閲覧するためのアクセスを提供するドメインです。

統合機能

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重要:

  • 役割、権限、およびセキュリティ ルールは、Workday インスタンスごとに個別に設定できるため、常時公開されているデータを取得する方法はありません。Dash ではこの問題に対処するため、管理者アカウントを通じて取得されたデータはすべて公開データとして扱われます。そのため、Workday 内の役割や権限に関係なく、すべてのユーザーがアクセス可能です。
  • この統合により、これらのフィールドのみが Dash で公開されます。

Workday を Dash に追加すると、Dash は以下のフィールドにアクセスして、Dash 上の従業員プロフィール内にこれらの情報を表示できるようになります。

  • 氏名
  • メール アドレス
  • タイプ(正社員または派遣社員)
  • 役割(役職)
  • 場所(勤務地)
  • マネージャー名
  • 雇用日(在職期間)
  • タイムゾーン
  • 休暇・休職ステータス
  • 無効化ステータス
  • チーム名

以下は、ユーザーがプロフィールで共有することを選択可能な非公開フィールドです。

  • 誕生日
  • 市区町村(個人の居住地)
  • 有給休暇の取得予定

設定の概要

Dash に Workday を追加するには、次の手順を行います。

ステップ1:Worday で新しい API クライアントを登録する

  1. Workday に管理者としてログインします。
  2. 検索バーに「API クライアントを登録」と入力します。
  3. API クライアントを登録]をクリックしてタスクを作成します。
  4. クライアント名]に「Dropbox Dash」と入力します。
  5. 認証コードを付与]を選択します。
  6. 60 分のアクセス トークンの有効期限を適用]ボックスをオンにします。
  7. アクセス トークン タイプ]が[Bearer]であることを確認します。
  8. リダイレクト URL として「https://www.dropbox.com/oauth_connectors/redirect」を入力します。
  9. リフレッシュのタイムアウト(日数)]を 30 に設定します。
  10. スコープ(機能分野)]で次の権限を追加します。
    • 連絡先
    • 組織と役割
    • 従業員配属
    • 休暇と休職
    • 時間管理
  11. OK]をクリックします。
  12. Step 4:Dash に Workday を追加する」で必要になるため、次の画面で以下の情報をしっかりと保存してください。
    • クライアント ID
    • クライアントのシークレット
    • Workday REST API エンドポイント URL
    • トークン URL
    • テナント ID
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注:API URL に関しては「api」の部分までを含めてください。「/v1/dropbox」など、「api」の後の部分は含めないでください(例:https://xyz.myworkday.com/ccx/api)。

ステップ2:Worday で統合システム ユーザー(ISU)を作成する

Workday では、統合用のサービス アカウントとして利用できる ISU の作成が推奨されています。設定方法は次のとおりです。

  1. Workday に管理者としてログインします。
  2. 検索バーに「API クライアントを登録」と入力します。
  3. API クライアントを登録]をクリックしてタスクを作成します。
  4. ユーザー名を入力します。
    • 注:この手順では、アカウント名を「Dash_ISU」にします。
  5. 新しいパスワードを作成します。
  6. OK]をクリックしてから、[完了]をクリックします。

 

ステップ 3:セキュリティ グループを作成して権限を付与し、セキュリティ ポリシーの変更を有効にする

  1. Workday に管理者としてログインします。
  2. 検索バーに「セキュリティ グループを作成」と入力します。
  3. セキュリティ グループを作成]をクリックしてタスクを作成します。
  4. テナントのセキュリティ グループ タイプ]の横にあるプルダウンをクリックし、次に[統合システム セキュリティ グループ(制約なし)]を選択します。
  5. 名前を入力します。
    • 注:この手順では、名前を「Dash_ISU_SG」にします。
  6. OK]をクリックします。
  7. 統合システム ユーザー]で「Dash_ISU」を検索して選択します。
  8. セキュリティ グループ名の横にある[](関連アクション)をクリックしてから、[セキュリティ グループ]をクリックします。
  9. セキュリティ グループのドメイン権限を維持]を選択します。
  10. セキュリティ ポリシーにより閲覧および取得アクセス権を許可するドメイン]の横にある空欄に、次の権限を追加します。
    • 従業員データ:現在の従業員配置情報
    • 従業員データ:有効な従業員および退職済みの従業員
    • 個人データ:勤務先住所
    • 従業員データ:従業員
    • 従業員データ:公開従業員レポート
    • レポート:管理
    • 従業員データ:サービス日
    • 従業員データ:長期の休暇・休職
    • 閲覧:統括組織
    • 従業員データ:休暇
    • 従業員データ:休暇(タイムオフ)
    • レポート:組織
    • 個人データ:名前
    • 個人データ:生年月日
    • プロセス:タイムトラッキング
    • 従業員データ:従業員プロフィールの役職
    • 個人データ:自宅住所
  11. OK]をクリックします。
  12. 検索バーに「保留中のセキュリティ ポリシーの変更を有効化」と入力します。
  13. 保留中のセキュリティ ポリシーの変更を有効化]をクリックしてタスクを作成します。
  14. 公開するセキュリティの変更内容を説明するコメントを入力します。
  15. OK]をクリックします。
  16. データを確認したら、[確定]ボックスをオンにし、[OK]をクリックします。
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注:作成したクライアントを表示または編集するには、Workday で「APIクライアントを表示」と入力して検索します。

ステップ 4:Dash に Workday を追加する

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注:手順を開始する前に、ISU の認証情報を使用して Workday にログインしてください。

URL の形式:https://<base_workday_url>/wday/authgwy/<tenant_id>/login.htmld?redirect=n

  1. 管理者の認証情報を使用して、dash.ai にログインします。
  2. 左下にあるアバター(プロフィール写真またはイニシャル)をクリックします。
  3. 管理コンソールを選択します。
  4. 左側のサイドバーで Dash をクリックします。
  5. アプリ]をクリックします。
  6. その他のアプリ タブをクリックします。
  7. Workday の右側にある[追加追加]をクリックします。
  8. 予想されること]のプロンプトを確認し、[次へ]をクリックします。
  9. Workday からアプリ情報をコピー]に次の情報を入力します。
    • クライアント ID
    • クライアントのシークレット
    • Workday REST API エンドポイント URL
  10. 次へ]をクリックします。
  11. 認証情報をコピー]に次の情報を入力します。
    • 承認 URL
    • トークン URL
    • テナント ID
  12. 次へ]をクリックします。
  13. ポップアップ ウィンドウで、[許可]をクリックして Workday を認証します。
  14. 完了]をクリックします。
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注: 

  • コンテンツの量によっては、同期に数日かかる場合があります。
  • 同期が完了すると、管理者にメールが届きます。

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