2 段階認証のオン/オフを切り替える方法
この記事では、Dropbox ですべてのユーザーにご利用いただける機能について説明しています。
2 段階認証(別称:多要素認証、MFA、2 要素認証)は、Dropbox アカウントのセキュリティを強化するため、ご利用されることを強く推奨します。2 段階認証を有効にすると、Dropbox アカウントにログインする際や新しいパソコン、スマートフォン、タブレットをリンクする際に、パスワードに加えて 6 桁のセキュリティ コードが必要になります。
2 段階認証が正確に機能するには、テキスト メッセージを受信できるモバイル デバイスまたはモバイル向け認証アプリが搭載されたモバイル デバイスが必要になります。
2 段階認証をオンにしている状態でアカウントがロックされてしまった場合は、アカウントへのアクセス権を取り戻す方法をご確認ください。
2 段階認証をオンにする方法
- dropbox.com にログインします。
- 右上にあるアバター(プロフィール写真またはイニシャル)をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [セキュリティ]タブをクリックします。
- [2 段階認証]をオンにします。
- [セキュリティ]タブに[シングル サインオンで管理]が表示されている場合は、チームがシングル サインオン(SSO)を使用していることを意味しています。その場合は Dropbox で 2 段階認証をご利用いただけない可能性があります。 詳しくは管理者にお問い合わせください。
- [スタート ガイド]をクリックします。
- パスワードを再入力します。
- セキュリティ コードをテキスト メッセージまたはモバイル アプリのどちらで受け取るかを選択し、以下のご希望の手順に従ってください。
注:2 段階認証の設定は dropbox.com でのみ行うことができます。
セキュリティ コードをテキスト メッセージで受信する場合は、テキスト メッセージを受信できるスマートフォンが必要です(通信料が発生することがあります)。Dropbox にログインするたびに、セキュリティ コードを含むテキスト メッセージがスマートフォンに送信されます。
テキスト メッセージでコードを受信する
- 2 段階認証の設定の際に、[テキスト メッセージを使用する]を選択します。
- テキスト メッセージの受信先の電話番号を入力します。
- [次へ]をクリックします。
- テキスト メッセージでセキュリティ コードを受信します。dropbox.com で表示されるウィンドウにこのコードを入力します。
- [次へ]をクリックします。
注:2023 年 3 月 9 日より、新しいデバイスを設定してテキスト メッセージでセキュリティ コードを受信することが、国コード「+92」でサポートされなくなりました。
認証アプリを使用してセキュリティ コードを受信する方法を選択した場合は、まず認証アプリをダウンロードしてください。選択した認証アプリは、独自の時間制限があるセキュリティ コードを生成する必要があります。大方の認証アプリはモバイルデータ通信が利用可能でない場合でもセキュリティ コードを生成するため、旅行中やカバレージが不安定な場合にも便利です。タイムベース ワンタイム パスワード(TOTP)プロトコルに対応しているアプリであれば機能します。対応アプリには次のようなものがあります。
- Google Authenticator(Android/iPhone)
- Duo Mobile(Android/iPhone)
- Authenticator(Windows Phone 7)
確認コードの受信に認証アプリを使用している場合は、メインの電話番号とバックアップ用の電話番号を追加してください。
モバイル アプリでコードを受信する:
- 2 段階認証の設定の際に[モバイル アプリを使用する]を選択します。
- オプションは次のとおりです。
- バーコードをスキャンする(アプリがバーコードに対応している場合):使用するアプリを開いて選択し、新しいアカウントを追加します。そうすると、スマートフォンのカメラを使って dropbox.com のバーコードをスキャンできるようになります。
- シークレット キーを手動で入力する:dropbox.com でシークレット キーが発行されるので、アプリに入力します。アプリに表示される手順に従って、シークレット キーを使用して新しいアカウントを追加します。
- [次へ]をクリックします。
- 認証アプリの設定が完了したら、認証アプリで生成したセキュリティ コードを入力して設定を確認し、2 段階設定を有効にします。
- [次へ]をクリックします。
注:Unix または Linux シェルを使用している場合は OATH ツールを使用し、コマンドラインからご利用のパソコンでセキュリティ コードを安全に生成することができます。
2 段階認証にバックアップ方法を追加する
2 段階認証を有効にしたら、テキスト メッセージを受信できる予備の電話番号を追加することをおすすめします。メインのスマートフォンを紛失した場合や、認証アプリを使用できない場合に、セキュリティ コードをこの予備の電話番号で受け取ることができます。
- dropbox.com にログインします。
- 右上にあるアバター(プロフィール写真またはイニシャル)をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [セキュリティ]タブをクリックします。
- [2 段階認証]で[バックアップ方法]の横にある[追加]をクリックします。
- パスワードを入力します。
- バックアップ用デバイスの電話番号を入力します。
2 段階認証でバックアップ コードを使用する方法
2 段階認証を有効にする際に、バックアップ コードが 10 個届きます。8 桁のコードは、Dropbox アカウントへのアクセスが必要な緊急時にそれぞれ 1 回だけ使用できます。
バックアップ コードを見つける方法
- dropbox.com にログインします。
- 右上にあるアバター(プロフィール写真またはイニシャル)をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [セキュリティ]タブをクリックします。
- [復元コード]の横にある[表示]を選択します。
- パスワードを入力します。
- 表示されたコードを使用または保存します。
バックアップ コードを使用する方法
- dropbox.com にログインします。
- [コードが取得できない場合]をクリックします。
- [緊急用バックアップ コードを入力]をクリックします。
- 緊急用バックアップ コードを入力します。
- Enter キーをクリックします。
注:
- バックアップ コードを入力する際は、コードを正確に転記するように注意してください。たとえば、数字の 1 はアルファベットの L に、数字のゼロはアルファベットの O に見えることがあります。
- 最後のバックアップ コードが使用済みの場合、新しいバックアップ コードを生成するようにメッセージが表示されます。
- スマートフォンを紛失した場合は、パスワードを変更してください。
2 段階認証でセキュリティ キーを使用する方法
6 桁のセキュリティ コードの代わりに、2 段階認証にセキュリティ キーを使用することができます。セキュリティ キーは小さな USB、Bluetooth または NFC(Near Field Communication)デバイスで、オープン スタンダードの 1 つに従います。
- FIDO Universal 2nd Factor(U2F)
- Web Authentication(WebAuthn)(別名:FIDO2)
SMS やモバイル アプリの認証とは異なり、セキュリティ キーは個別のバッテリーやネットワーク接続を必要としません。セキュリティ キーは認証済みの通信を使用してフィッシング攻撃から守ります。
Dropbox アカウントのセキュリティ キーを設定する方法
- dropbox.com にログインします。
- 右上にあるアバター(プロフィール写真またはイニシャル)をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [セキュリティ]タブをクリックします。
- [2 段階認証]で[セキュリティ キー]の横にある[追加]をクリックします。見つからない場合は、操作を進める前に「2 段階認証をオンにする方法」の手順を実行してください。
- パスワードを入力します。
- USB ポートにセキュリティ キーを差し込んで、[設定を開始]をクリックします。
セキュリティ キーを使用できるサービスは?
セキュリティ キーは個人用とビジネス用 Dropbox アカウントの両方で有効にすることができます。Google アプリなど、ほかの WebAuthn や U2F を有効にしているその他のサービスでも使用できます。
現在、セキュリティ キーは特定のデバイスやブラウザでのみサポートされています。まず、Dropbox アカウントで 2 段階認証を設定してから、SMS メッセージやモバイル アプリでコードを受信するように設定してください。こうすることで、デバイスがセキュリティ キーをサポートしていない場合でも予備の方法を確保できます。
Chrome または Firefox のブラウザで dropbox.com にログインした場合に限り、Dropbox はセキュリティ キーの使用をサポートします。デスクトップ アプリやモバイル アプリにログインする際にセキュリティ キーを使用することはできません。セキュリティ キーがない場合や U2F または WebAuthn に対応していないデバイスやプラットフォームでは、テキストやモバイル アプリの 2 段階認証を使用できますのでご安心ください。
注:セキュリティ キーを有効にする方法はいくつかあります。登録にはタップまたはボタンを押すものもあります。セキュリティ キーの登録で問題が発生した場合は、セキュリティ キーが U2F または WebAuthn の規格に準拠しているかお確かめください。メーカーの各デバイス説明書を参照して、設定を完了することもできます。
2 段階認証をオフにする方法
Dropbox アカウントの 2 段階認証はいつでもオフにできます。手順は以下のとおりです。
- dropbox.com にログインします。
- 右上にあるアバター(プロフィール写真またはイニシャル)をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [セキュリティ]タブをクリックします。
- [2 段階認証]をオフにします。
チーム メンバーの 2 段階認証方法をリセットする方法
チーム メンバーの 2 段階認証方法をリセットできます。電話番号やモバイル デバイスが変更された場合は、この操作が必要になる場合があります。
チーム メンバーの 2 段階認証方法をリセットするには:
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- [管理コンソール]を開きます。
- 左側のサイドバーで[メンバー]をクリックします。
- 2 段階認証方法のリセットが必要なチーム メンバーの横にある[…]の省略記号をクリックします。
- [2 段階認証をリセットする]を選択します。
- [リセット]をクリックします。
チームメンバーには、2 段階認証方法がリセットされたことを通知するメールが届きます。