パソコンでの Dropbox の CPU 使用率が高い理由
時に、Dropbox は想定しているより多くのメモリ(RAM)または CPU を使用することがあります。これによりパソコンの動作が遅くなる場合があります。
Dropbox がメモリ(RAM)を大量に使用する原因はなんですか?
Dropbox フォルダに保存しているファイル数が増えるにつれ、Dropbox が記録するためのメモリも必要になります。
注:エクスプローラー(Windows)や Finder(Mac)での Dropbox のパフォーマンスは、同期するファイル数がおよそ 30 万になると低下し始めます。
Dropbox デスクトップ アプリの選択型同期機能を使用すると、パソコンのメモリを節約できます。この機能は、パソコンから Dropbox フォルダを削除し、それらのフォルダを dropbox.com のアカウントに保存して、ハード ドライブのスペースを節約します。選択型同期を使用するか、ファイルを[オンラインのみ]に設定することで、パソコンのメモリを節約できます。
Dropbox の使用 CPU 率が高くなる原因はなんですか?
Dropbox では、いくつかのプロセスを使用してファイルを保存、同期、更新します。また、バージョンの更新を確認したり、自己監視タスクを実行したりもします。このようなタスクにより CPU 使用率が高くなり、パソコンの動作が遅くなる場合があります。
Dropbox の使用 CPU 率が高くなる原因には、次のようなものもあります。
1)Dropbox が多数のファイルを同期している
多数のファイルを同期すると、初回の場合は特に、Dropbox が CPU を大量に使用することがあります。この問題を解決するには、選択型同期を使用してパソコン上のファイル数を減らしてください。
2)別のアプリが同期を妨害している
ウイルス対策アプリ、セキュリティ ソフトウェア、バックアップ アプリなど、一部のプログラムが Dropbox フォルダにあるファイルにアクセスすることがあります。Dropbox はこのアクセスを編集として解釈します。アプリが連続してアクセスをリクエストすると、Dropbox は毎回変更を同期しようとします。
どのアプリが Dropbox の同期遅延の原因となっているかを確認するには、[アクティビティ モニター]または[タスク マネージャー]で各アプリを一つずつ一時的に無効にしてください。その上で、CPU 使用率が低下するかどうかを確認します。
その他の Dropbox の同期の問題のトラブルシューティング方法については、こちらをご覧ください。
3)Dropbox フォルダ内にあるファイルの権限が不適切である
Dropbox アカウントにあるファイルの権限が適切でない場合、Dropbox は同期できません。Dropbox に完全な権限を付与する方法についてはこちらをご覧ください。
Dropbox では、フォルダに著作権違反、DMCA 違反、またはマルウェアとしてフラグが立てられている場合も同期することはできません。「アクセス許可が拒否された」または「ファイルがサーバーによって拒否された」ことを示すエラーが表示された場合は、サポートにお問い合わせください。
4)Dropbox フォルダが NAS デバイスにインストールされている
Dropbox はネットワーク ファイル共有システムに対応していないため、NAS デバイスではご利用いただけません。この問題を解決するには:
5)デバイスが拡張属性をサポートしていない
お使いのパソコンのファイル システムが拡張属性をサポートしていない場合、Dropbox はファイルを同期できません。ただし、アプリは同期の試行を続行するため、CPU の使用率が高くなります。この問題を解決するには:
- サポートされているファイル システムを搭載したハード ドライブに Dropbox フォルダを移動してください。Dropbox を使用するためのハード ドライブ要件に関する詳細をご覧ください。
- サポートされているファイル システムを搭載したパーティションを使用することもできます。