Dropbox がファイルやフォルダを無視するように設定できます。この設定により、パソコンの Dropbox フォルダ内にあるファイルやフォルダを dropbox.com または Dropbox サーバーに保存せずに整理できます。ファイルまたはフォルダを「無視」に設定した場合、その分のストレージ容量はカウントされません。
「無視」に設定したファイルやフォルダは、それまでの保管先であるパソコンのハード ドライブにある「Dropbox」フォルダで維持されます。ただし、その場合は Dropbox サーバーや他のデバイスからは削除されるので、dropbox.com からアクセスすることはできません。また、Dropbox アカウントとの同期対象からも除外されます。 必要に応じて、いつでもファイルやフォルダを dropbox.com と同期するように設定できます。
注:
- フォルダが「無視」の状態になると、そのフォルダ内のファイルやフォルダもすべて「無視」の対象になります。
- ファイルまたはフォルダを「無視」の状態のフォルダに移動すると、そのファイルまたはフォルダも無視されます。ファイルまたはフォルダを「無視」の状態にあるフォルダの外に移動すると、そのファイルまたはフォルダは無視されなくなります。
- 共有ファイルまたはフォルダを「無視」に設定した場合、パソコンにあるそのファイルまたはフォルダ(またはオンラインにある共有バージョンのファイルまたはフォルダ)で行った編集内容はお互いに同期しません。「無視」を解除すると、Dropbox は可能な場合「無視」に設定されていたファイルまたはフォルダをオンラインの共有ファイルまたはフォルダと統合します。そうでない場合、Dropbox はどちらのバージョンも維持し、一方を競合コピーとしてラベル付けして、編集内容が失われないようにします。
- Windows、Linux、または 12.5 より前の macOS を使用しており、Dropbox フォルダをデフォルト以外の場所に移動した場合、以下の手順は機能しません。その場合は手動で更新する必要があります。
ファイルやフォルダを無視するように設定する
ファイルまたはフォルダを無視するには、以下のオペレーティング システム別の手順に沿って操作してください。
Windows
- パソコンで PowerShell アプリケーションを開きます。
- 以下のコードを入力し、ファイル/フォルダのパスのプレースホルダを無視するファイル/フォルダのパスに置き換えます。
- Enter キーを押します。
ファイルまたはフォルダの横にあるアイコンが、「無視」に設定されたことを示す灰色のマイナス記号に変わります。
Mac
最新の Dropbox for macOS アップデートでは、Apple のアップデートされた File Provider API を利用して、macOS とさらに緊密に統合します。このアップデートでは、ファイルやフォルダの「無視」を設定するときに使用するコードを変更します。
ご利用中の Dropbox for macOS のバージョンをご確認ください。
macOS 12.3 以前を実行している場合:
- パソコンから[ターミナル]アプリケーションを開きます。
- 以下のコードを入力し、ファイル/フォルダのパスのプレースホルダを無視するファイル/フォルダのパスに置き換えます。
- Enter キーを押します。
ファイルまたはフォルダの横にあるアイコンが、「無視」に設定されたことを示す灰色のマイナス記号に変わります。
macOS 12.5 以降を実行しており、アップデート版の Dropbox for macOS をご利用の場合:
- パソコンから[ターミナル]アプリケーションを開きます。
- 以下のコードを入力し、ファイル/フォルダのパスのプレースホルダを、「無視」に設定するファイル/フォルダのパスに置き換えます。
- Enter キーを押します。
ファイルまたはフォルダの横にあるアイコンが、「無視」に設定されたことを示す取り消し線の付いた雲のアイコンに変わります。
同期アイコンの詳細とそれぞれの意味については、こちらをご覧ください。
Linux
- パソコンから[ターミナル]アプリケーションを開きます。
- 以下のコードを入力し、ファイル/フォルダのパスのプレースホルダを無視するファイル/フォルダのパスに置き換えます。
- Enter キーを押します。
ファイルまたはフォルダの横にあるアイコンが、「無視」に設定されたことを示す灰色のマイナス記号に変わります。
ファイルまたはフォルダの「無視」の設定を解除する
Dropbox がファイルまたはフォルダを無視しないようにするには、以下のオペレーティング システム別の手順に沿って操作してください。
Windows
- パソコンで PowerShell アプリケーションを開きます。
- 以下のコードを入力し、ファイル/フォルダのパスのプレースホルダを無視の設定を解除するファイル/フォルダのパスに置き換えます。
- Enter キーを押します。
ファイルまたはフォルダの横にあるアイコンが、「無視」に設定されたことを示す灰色のマイナス記号に変わります。
注:ファイルを「オンラインのみ」に設定している場合、設定によっては、このアイコンが「オンラインのみ」または「混在」のアイコンに変わることもあります。
同期アイコンの詳細とそれぞれの意味については、こちらをご覧ください。
Mac
macOS 12.3 以前を実行している場合:
- パソコンから[ターミナル]アプリケーションを開きます。
- 以下のコードを入力し、ファイル/フォルダのパスのプレースホルダを無視の設定を解除するファイル/フォルダのパスに置き換えます。
- Enter キーを押します。
ファイルまたはフォルダの横にあるアイコンが、「無視」の設定が解除されたことを示す緑色のチェックマークに変わります。
macOS 12.5 以降を実行しており、アップデート版の Dropbox for macOS をご利用の場合:
- パソコンから[ターミナル]アプリケーションを開きます。
- 以下のコードを入力し、ファイル/フォルダのパスのプレースホルダを無視の設定を解除するファイル/フォルダのパスに置き換えます。
- Enter キーを押します。
このファイル/フォルダの横に取り消し線の付いた雲のアイコンが表示されなくなり、「無視」の設定が解除されたことを示します。
注:ファイルを「オンラインのみ」に設定している場合、設定によっては、このアイコンが「オンラインのみ」または「混在」のアイコンに変わることもあります。
同期アイコンの詳細とそれぞれの意味については、こちらをご覧ください。
Linux
- パソコンから[ターミナル]アプリケーションを開きます。
- 以下のコードを入力し、ファイル/フォルダのパスのプレースホルダを無視の設定を解除するファイル/フォルダのパスに置き換えます。
- Enter キーを押します。
ファイルまたはフォルダの横にあるアイコンが、「無視」の設定が解除されたことを示す緑色のチェックマークに変わります。