サーバーから Dropbox へデータを移行する方法
この記事では、サーバーから Dropbox にデータを移行する方法についてご説明します。
データの移行前
- 移行を開始する前に、Mac パソコンをご利用のすべてのチーム メンバーが最新版の macOS を使用していることを確認することを強くおすすめします。Dropbox for macOS について詳しくは、こちらをご覧ください。
- チームにデータの移行について知らせ、移行中はファイルの編集を避けるように連絡してください。
- ファイルに優先順位を付け、アーカイブ済みファイルの前に日常的に使用するファイルを先に移行することをご検討ください。
- データをまとめて移動することをご検討ください。移行は夜間や週末またはチームがファイルにアクセスする必要がない時間帯にスケジュールしてください。
- パソコンに十分な容量があることをご確認ください。Dropbox はデフォルト設定により、ファイルのコピーをローカル ハードディスクに保存します。
注:
- Windows または Linux をご利用のチーム メンバーについては、サーバーに接続している外付けドライブにデータが保存されている場合は、その外付けドライブに Dropbox フォルダを移動することもできます。選択型同期を使えば、移行後にローカル ハードディスクの容量を解放することができます。
- Dropbox フォルダの外付けドライブへの保存は、macOS ではサポートされなくなりました。
注:これは Dropbox for macOS 12.5 以降ではサポートされなくなりました。代わりに、すべてのコンテンツはデフォルトで「オンラインのみ」になるため、ローカル ドライブのスペースが余分に消費されることはありません。Dropbox for macOS で予想される変更点について詳しくは、こちらをご覧ください。
- Dropbox フォルダでフォルダの設定を開始します。
- サーバー用のパソコンから Dropbox で新規作成したフォルダにフォルダをコピーまたは移動します。
注:データの移行が完了するまで、サーバー用のパソコンでログイン状態を必ず維持してください。移行中はログアウトしたり、設定変更をしたり、パソコンの電源をオフにしたりしないでください。デスクトップ アプリケーションはログイン状態になっている場合に限り、ファイルを同期します。同期ステータスはデスクトップ アプリケーションでいつでも確認できます。
データの移行後
- 必要な共有フォルダにユーザーを招待します。チームが Dropbox アプリケーションをインストールしてログインすると、共有したフォルダのコピーすべてが各自の Dropbox フォルダで同期されます。チーム メンバーはパソコンに保存している他の通常のファイルと同様に、共有したファイルを開くことができます。チーム メンバーによるファイルへの編集は Dropbox および共有フォルダに参加しているメンバー全員の間で同期されます。
- ユーザーの共有フォルダの権限を設定します。チーム メンバーが共有フォルダ内のファイルを編集または閲覧できるように指定することができます。
- 最初の転送が完了し、そのパソコンで Dropbox を引き続き使用したくない場合は遠隔操作で Dropbox からログアウトできます。
注: そのパソコンで今後も Dropbox を使用する場合は、Dropbox アプリケーションでこの Dropbox フォルダに保存しているフォルダのみを共有してください。ローカル ネットワークで Dropbox フォルダ内のフォルダを共有する場合、サーバー機能の使用はサポート対象外となり、さまざまな同期問題が発生する可能性があります。
よくある質問
できる限り早急にサーバーから Dropbox にデータを移行するには?
データ移行の速度は、ご利用のインターネット接続とバンド幅により異なります。チームの作業が中断されることを避けるため、データ移行のプロセスを夜間または週末に開始することをおすすめします。
データ移行の速度を上げるには、設定で帯域幅を増加させると Dropbox がインターネットの帯域幅を使用できる容量が増えます。
重要:データ移行には多少のお時間がかかります。ファイル同期は複数のステップを必要とする複雑なプロセスです。
- 各ファイルはハッシュ化、圧縮されてから転送、暗号化され、Dropbox サーバーに保管されます。
- Dropbox の同期ステータスには、同期ステップや速度(KB/秒)が表示されます。
- Dropbox サーバーへのファイル転送が完了すると、その後は変更のみが同期されるため、ファイルの更新や編集内容をさらに速く同期できるようになります。
データ移行中にすることは?Dropbox に同期後すぐにファイルにアクセスできますか?
どのチームにもそれぞれのスタイルがあるため、アーカイブ済みファイルを先に移行する方が便利なケースもあります。その他の場合は、日常的に使用しているファイルを先に移行する方が都合が良いかもしれません。どちらの場合でもファイルを移動する際にはまとめて行うことをおすすめします。最初のファイル グループのアップロードが完了したら、次の分の移行プロセスを開始してください。
重要:
- Dropbox やチーム メンバーのパソコンへの同期が完了していないフォルダ内にあるファイルは編集しないようにしてください。
- 特定のアプリケーションを使用してファイルを開いている場合、Dropbox がファイルを同期できないことがあります。別のアプリケーションでファイルを開いている場合は、そのアプリケーションを閉じれば Dropbox が同期を再開します。
- チーム メンバー全員のフォルダにチェックマークが付いた緑色の丸いアイコンが表示されたら、そのフォルダで安全に共同作業を開始することができます。同期アイコンについて詳しくはこちらをご覧ください。
- Mac をご利用の場合は、移行の間も引き続きすべてのコンテンツにアクセスできます。ただし、ファイルへの編集内容は、移行が完了した場合にのみ他のデバイスに同期されます。移動が完了すると、Dropbox はファイルが最新の状態であることを確認します。
Dropbox Standard、Advanced、Enterpirse でサーバーのファイル構造を再現することはできますか?
大容量データの場合は、最初に Dropbox Standard、Advanced、Enterpirse アカウントでファイル構造を設定しておくことをおすすめします。空のフォルダとラベルをデータのプレースホルダーとして使用してください。空のフォルダをチームと共有後、フォルダにデータを移行してください。
注:Dropbox では、別の共有フォルダに保存されているフォルダを共有することはできません。フォルダ構造の設定については、こちらの記事をご覧ください。
Dropbox に同期するための十分な容量がローカル ハードディスクにない場合は?
ローカル ハードディスクに十分な容量がない場合は、次の 2 つのオプションがあります。
選択型同期を使用する:
- フォルダをまとめて移動します。
- フォルダを Dropbox に同期し、フォルダに緑色のチェックマークのアイコンが表示されるまで待機します。
- 選択型同期でフォルダを選択します。
- すべてのファイルを Dropbox に同期するまで、この手順を繰り返します。
外付けドライブで Dropbox を使用する:
- Dropbox アプリケーションをインストール済みでメイン ドライブに Dropbox フォルダを作成している場合は、この記事の手順に従ってください。
- 初めて Dropbox をインストールする場合は詳細設定を選択し、Dropbox フォルダの場所を外付けドライブに指定します。
- 外付けドライブに Dropbox フォルダを作成したら、フォルダをそこにドラッグ & ドロップします。
- ファイル構造を作成する場合は、こうしたオプションをご検討ください。同じドライブ内でファイルを 1 つのフォルダから別のフォルダに移動する場合、フォルダのコンテンツがメイン ドライブや外付けドライブの容量をさらに消費することはありません。
重要:
- Dropbox フォルダの外付けドライブへの保存は、macOS 12.5 以降向け Dropbox の最新バージョンを利用しているパソコンではサポートされなくなりました。代わりに、新しい Dropbox フォルダが Mac のローカル ドライブ上の安全な場所に作成されます。すべてのコンテンツはデフォルトで「オンラインのみ」になるため、ローカル ドライブのスペースが余分に消費されることはありません。
- 外付けドライブに Dropbox フォルダがあり Dropbox を使用する場合は、外付けドライブは物理的に接続している必要があります。また、外付けドライブは接続しているデバイスのオペレーティング システム用に正しくフォーマットされていなければなりません。サポート対応の設定やファイル システムのシステム要件をご覧ください。
- Dropbox フォルダは、ネットワーク アタッチ ストレージ(NAS)ドライブにインストールしないでください。
- Dropbox フォルダに参照ファイル(symlink、接合ポイント、ネットワーク済みフォルダ)を追加する方法は避けることをおすすめします。参照ファイルを使用すると CPU 使用量の消費が増すだけでなく、同期パフォーマンスの低下、権限問題、容量使用の差異の原因となります。