この記事では、
Dropbox Backup プラン、または Dropbox Plus、Family、Professional、Standard、Advanced、Enterprise プランのユーザーが利用できる機能について説明しています。
Dropbox Rewind は一度に大量の変更内容を取り消すためのツールです。アカウントがウィルスに感染した場合など、大規模なデータ紛失が発生した場合などに便利です。
大量の変更を取り消すのでなければ、他の手順をおすすめします。
Dropbox 巻き戻し機能で取り消しになる内容:
- ファイルの編集、ファイル名の変更、追加内容、削除した内容
- 共有フォルダで行った操作(他のユーザーが所有する共有フォルダも含まれます)
- メンバーとして参加し、編集権限を持っているチーム用 Dropbox のフォルダで行った操作
Dropbox Rewind で取り消されない内容
- アカウントのバージョン履歴の対象期間より前に行った変更内容
- 完全に削除したファイル
- Paper ドキュメントの変更内容(Dropbox Paper の 2020 リリースを使用している場合を除く)
- 他のチームが所有しているファイルやフォルダへの変更
- ファイル履歴(巻き戻しが履歴に追加されます)
- ファイルやフォルダのメンバーシップの変更 — たとえば、共有フォルダから削除されたユーザーは、Dropbox Rewind を使用してもそのフォルダに再び追加されることはありません
Dropbox Rewind を使用する
Dropbox.com から
- dropbox.com にログインします。
- 以下の手順でフォルダを巻き戻します。
- Dropbox アカウント全体を巻き戻すには、[整理]の横にある[...](省略記号)をクリックし、[このフォルダを巻き戻す]をクリックします。
- 特定のフォルダを巻き戻すには、フォルダの名前にカーソルを合わせ、[...](省略記号)をクリックし、[このフォルダを巻き戻す]をクリックします。これにより、指定したフォルダ内にあるフォルダもすべて巻き戻されます。
- [巻き戻し機能を試してみる]をクリックします。
- グラフをクリックして日付を指定します。
- 急上昇している様子がグラフで表示されるので、インシデントがあった直前の日を選ぶことをおすすめします。
- [続行]をクリックします。
- [詳細を調整]リストで、復元したい一番古い変更内容を探し、その下にある青い線をクリックします。
- 青い線の上にあるファイルの変更内容がすべて灰色になります。これは巻き戻しの後に復元されることを意味しています。
- [続行]をクリックします。
- [巻き戻す]をクリックします。巻き戻しが完了するとメールが届きます。
注:チーム用 Dropbox アカウントに所属していて、ステップ 2 の指示に従い Dropbox アカウント全体を巻き戻した場合は、自分の個人用ファイルと共有フォルダだけが巻き戻されます。チーム フォルダを巻き戻すには、ステップ 2 の指示に従って特定のフォルダを巻き戻し、同じ手順を各チーム フォルダで繰り返します。
Dropbox Backup から
- Dropbox デスクトップの基本設定を開きます。
- [バックアップ]タブをクリックします。
- [バックアップを管理]をクリックします。
- 管理するバックアップを画面左側で選択します。
- [バックアップを巻き戻す]をクリックすると、バックアップの前のバージョンを復元できます。
- 右側のサイドバーで[巻き戻し機能を試してみる]をクリックします。
- グラフをクリックして日付を指定します。
- 急上昇している様子がグラフで表示されるので、インシデントがあった直前の日を選ぶことをおすすめします。
- [続行]をクリックします。
- [詳細を調整]リストで、復元したい一番古い変更内容を探し、その下にある青い線をクリックします。
- 青い線の上にあるファイルの変更内容がすべて灰色になります。これは巻き戻しの後に復元されることを意味しています。
- [続行]をクリックします。
- [巻き戻す]をクリックします。巻き戻しが完了するとメールが届きます。
注:Dropbox モバイル アプリからは Dropbox 巻き戻し機能をご利用いただけません。
管理者:チームの Dropbox Rewind 設定を管理する
デフォルトで Dropbox Rewind 機能を使用できるのはチーム用 Dropbox の管理者だけですが、管理者はチーム メンバーが Dropbox Rewind を使用できるように設定を変更することができます。手順は次のとおりです。
- 管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
- [管理コンソール]を開きます。
- [設定]をクリックします。
- [コンテンツ]で[巻き戻し]をクリックします。
- [フォルダの巻き戻しを行えるユーザーを指定]の横にあるプルダウン メニューをクリックして[チーム メンバー全員]または[チーム管理者のみ]を選択します。
- [チーム メンバー全員]を選択すると、チーム メンバーは個人用フォルダ、共有フォルダ、チーム フォルダを巻き戻しできるようになります。
- [チーム管理者のみ]を選択した場合、チーム メンバーはアカウント内のどのフォルダも巻き戻すことはできません。
注:管理者がチーム メンバーとして代理ログインし、メンバーのアカウントを巻き戻すことはできません。 管理者はチーム メンバーに各自のアカウントの巻き戻しのみを許可できます。
Dropbox Rewind を使用した後は?
Dropbox Rewind を使用した後は、次の操作をおすすめします。
- dropbox.com で希望どおりに変更されているかアカウントを確認する。
- リンク済みデバイスとすべてのコンテンツの同期が完了してから他の変更を行う。
もっと前まで巻き戻したい場合は、Dropbox Rewind の手順に従い、ファイルのアクティビティのグラフでそれ以前の日付を選択するかリストで調整してください。
Dropbox Rewind の操作を取り消すことはできますか?
はい、最初に巻き戻しを行った前の日付にアカウントを巻き戻してください。
たとえば、Rewind を使用して今日の午後 4 時にアカウントを 3 日前の状態に巻き戻したとします。これを元に戻すには、再度 Rewind を使用して今日の午後 4 時より前の時間にアカウントを戻してください。
Dropbox Rewind ではどれだけ前の日付まで戻すことができますか?
Dropbox Rewind ではアカウントのバージョン履歴に記録が残っている変更内容のみ元に戻すことができます。