Dropbox Rewind を使用する
この記事では、 Dropbox Backup プラン、または Dropbox Plus、Family、Professional、Essentials、Standard、Advanced、Business、Business Plus、Enterprise プランのユーザーが利用できる機能について説明しています。
この機能は、Dropbox モバイルアプリではご利用いただけません。また、Dropbox Backup(ベータ版)のユーザーにもご利用いただけません。
Dropbox Rewind は一度に大量の変更内容を元に戻すためのツールです。アカウントがウィルスに感染した場合など、大規模なデータ紛失が発生した場合などに便利です。
多くの変更を元に戻す必要がない場合は、以下のような他の手順をおすすめします。
- ファイルが見つからない場合は、削除されたファイル ページを確認するか、削除されたファイルとフォルダを復元する方法をご覧ください。
- ファイルが間違ったバージョンになっている場合は、バージョン履歴をご確認ください。
- アカウントがウィルスに感染した場合は、Dropbox Rewind を使用する前と後で行う操作をご確認ください。
重要:
- 標準的なファイル復元期間とオプションは、「送信とトラッキング」から直接削除されたファイルには適用されません。「送信とトラッキング」からのファイルの削除は永続的であり、ファイルが削除されると、関連するメタデータやデータ分析を復元することはできません。
- 2024 年 2 月 15 日より前に「送信とトラッキング」に追加されたファイルは、Dropbox アカウントの「送信とトラッキング」フォルダに追加されません。 こういったファイルの削除は永続的であり、ファイルが削除されると、関連するメタデータやデータ分析を復元することはできません。
Dropbox Rewind にはどのような機能がありますか?
Dropbox 巻き戻し機能で取り消しになる内容:
- ファイルの編集、ファイル名の変更、追加内容、削除した内容。
- 共有フォルダで行った操作(他のユーザーが所有する共有フォルダも含まれます)。
- メンバーとして参加し、編集権限を持っている Dropbox チーム フォルダで行った操作。
Dropbox Rewind で元に戻せない内容
- アカウントのバージョン履歴の対象期間より前に行った変更内容。
- 完全に削除したファイル。
- 2024 年 2 月 15 日よりも前に「送信とトラッキング」に追加された削除ファイル。
- Paper ドキュメントの変更内容(Dropbox Paper の 2020 リリースを使用している場合を除く)。
- 他のチームが所有しているファイルやフォルダへの変更。
- ファイル履歴(巻き戻しが履歴に追加されます)。
- ファイルやフォルダのメンバーシップの変更 — たとえば、共有フォルダから削除されたユーザーは、Dropbox Rewind を使用してもそのフォルダに再び追加されることはありません。
- 共有を解除したフォルダを巻き戻したい場合は、サポートにお問い合わせください。
Dropbox Rewind を使用する
注:Dropbox モバイル アプリからは Dropbox 巻き戻し機能をご利用いただけません。
Dropbox.com から
dropbox.com で Rewind を使用するには:
- dropbox.com にログインします。
- 以下の手順でフォルダを巻き戻します。
- Dropbox アカウント全体を元に戻すには、すべてのファイルに移動し、歯車アイコンをクリックしてから、このフォルダを元に戻すをクリックします。
- 特定のフォルダを巻き戻すには、フォルダの名前にカーソルを合わせ、[アクティビティ]の横にある[...](省略記号)をクリックし、[このフォルダを巻き戻す]をクリックします。これにより、指定したフォルダ内にあるフォルダもすべて巻き戻されます。
- [巻き戻し機能を試してみる]をクリックします。
- グラフをクリックして日付を指定します。
- 急上昇している様子がグラフで表示されるので、インシデントがあった直前の日を選ぶことをおすすめします。
- [続行]をクリックします。
- [詳細を調整]リストで、復元したい一番古い変更内容を探し、その下にある青い線をクリックします。
- 青い線の上にあるファイルの変更内容がすべて灰色になります。これは巻き戻しの後に復元されることを意味しています。
- [続行]をクリックします。
- [巻き戻す]をクリックします。巻き戻しが完了するとメールが届きます。
注:チーム用 Dropbox アカウントに所属していて、ステップ 2 の指示に従い Dropbox アカウント全体を巻き戻した場合は、自分の個人用ファイルと共有フォルダだけが巻き戻されます。チーム フォルダを巻き戻すには、ステップ 2 の指示に従って特定のフォルダを巻き戻し、同じ手順を各チーム フォルダで繰り返します。
Dropbox Backup で
Dropbox Backup で Rewind を使用するには:
- タスク バー(Windows)またはメニュー バー(Mac)の Dropbox アイコンをクリックします。
- 右上にあるアバター(プロフィール写真またはイニシャル)をクリックします。
- [基本設定]をクリックします。
- [バックアップ]タブをクリックします。
- [バックアップを管理]をクリックします。
- 管理するバックアップを画面左側で選択します。
- [バックアップを巻き戻す]をクリックすると、バックアップの前のバージョンを復元できます。
- 右側のサイドバーで[巻き戻し機能を試してみる]をクリックします。
- グラフをクリックして日付を指定します。
- インシデントが発生する直前の日付の選択をお勧めします。通常、この日付はグラフに表示されます。
- [続行]をクリックします。
- [詳細を調整]リストで、復元したい一番古い変更内容を探し、その下にある青い線をクリックします。
- 青い線の上にあるファイルの変更内容がすべて灰色になります。これは巻き戻しの後に復元されることを意味しています。
- [続行]をクリックします。
- [巻き戻す]をクリックします。巻き戻しが完了するとメールが届きます。
現在ご利用の Dropbox Backup のバージョンを確認する方法については、こちらをご覧ください。
チーム管理者として Dropbox Rewind 設定を管理する方法
デフォルトで Dropbox Rewind 機能を使用できるのはチーム用 Dropbox の管理者だけですが、管理者はチーム メンバーが Dropbox Rewind を使用できるように設定を変更することができます。手順は次のとおりです。
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- 左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [コンテンツ]で[巻き戻し]をクリックします。
- [フォルダの巻き戻しを行えるユーザーを指定]の横にあるプルダウン メニューをクリックして[チーム メンバー全員]または[チーム管理者のみ]を選択します。
- [チーム メンバー全員]を選択すると、チーム メンバーは個人用フォルダ、共有フォルダ、チーム フォルダを巻き戻しできるようになります。
- チーム管理者のみを選択した場合、チーム メンバーはアカウントのフォルダを元に戻すことはできません。
注:管理者がチーム メンバーとして代理ログインし、メンバーのアカウントを巻き戻すことはできません。管理者はチーム メンバーに各自のアカウントの巻き戻しのみを許可できます。
Dropbox Rewind に関するよくある質問
Dropbox Rewind を使用した後はどうすればよいですか?
Dropbox Rewind を使用した後は、次の操作をおすすめします。
- dropbox.com で希望どおりに変更されているかアカウントを確認する。
- リンク済みデバイスとすべてのコンテンツの同期が完了してから他の変更を行う。
もっと前まで巻き戻したい場合は、Dropbox Rewind の手順に従い、ファイルのアクティビティのグラフでそれ以前の日付を選択するかリストで調整してください。
- ファイルが見つからない場合は、削除されたファイル ページを確認するか、削除されたファイルとフォルダを復元する方法をご覧ください。
- ファイルのバージョンが正しくない場合は、バージョン履歴を確認してください。
Dropbox Rewind の操作を取り消すことはできますか?
はい、最初に巻き戻しを行った前の日付にアカウントを巻き戻してください。
たとえば、Rewind を使用して今日の午後 4 時にアカウントを 3 日前の状態に巻き戻したとします。これを元に戻すには、再度 Rewind を使用して今日の午後 4 時より前の時間にアカウントを戻してください。
Dropbox Rewind ではどれだけ前の日付まで戻すことができますか?
Dropbox Rewind は、アカウントのバージョン履歴内で行われた変更のみを元に戻すことができます。