Dropbox の巻き戻し機能は一度に大量の変更内容を取り消すためのツールです。アカウントがウィルスに感染した場合など、大規模なデータ紛失が発生した場合などに便利です。
この機能は Dropbox Plus、Family、Professional、Business アカウントでのみご利用いただけます。 アカウントをアップグレードする方法をご覧ください。
Dropbox Business のチーム管理者の方へ
チーム全体で巻き戻し設定を管理する方法についての記事をご覧ください。
大量の変更を取り消すのでなければ、他の手順をおすすめします。
Dropbox 巻き戻し機能はバージョン履歴を使用してファイルやフォルダの変更内容を取り消します。
- Dropbox Plus と Family アカウントでは、編集または削除してから 30 日以内のファイルであれば復元できます
- Dropbox Business アカウントでは、編集または削除してから 180 日以内のファイルであれば復元できます。エクステンデッド バージョン履歴(EVH)または無制限のバージョン履歴(UVH)アドオンをご利用のユーザーはこれに該当しません
- Dropbox Professional アカウントでは、編集または削除してから 180 日以内のファイルであれば復元できます
Dropbox 巻き戻し機能で取り消しになる内容
- ファイルの編集、ファイル名の変更、追加内容、削除した内容
- 共有フォルダで行った操作(他のユーザーが所有する共有フォルダも含まれます)
- メンバーとして参加し、編集権限を持っている Dropbox Business のチーム フォルダで行った操作
Dropbox 巻き戻し機能で取り消されない内容
- 完全に削除したファイル
- Paper ドキュメントの変更内容(Dropbox Paper の 2020 リリースを使用している場合を除く)
- 他のチームが所有しているファイルやフォルダへの変更
- ファイル履歴(巻き戻しが履歴に追加されます)
- ファイルやフォルダのメンバーシップの変更 — たとえば、共有フォルダから削除されたユーザーは、巻き戻しを行ってもそのフォルダに再び追加されることはありません
また、Dropbox の巻き戻し機能では、アカウントのバージョン履歴の対象期間より前に行った変更内容を復元することはできません。
Dropbox Business:Dropbox Business チームに所属していて、ステップ 3 の指示に従い Dropbox アカウント全体を巻き戻した場合は、自分の個人用ファイルと共有フォルダのみが巻き戻されます。チーム フォルダを巻き戻すには、ステップ 3 の指示に従って特定のフォルダを巻き戻し、同じ手順を各チームフォルダで繰り返します。
- [開始する]をクリックします。1 日のフォルダのアクティビティを測定するグラフが表示されます。
- グラフをクリックして日付を指定します。
- 急上昇している様子がグラフで表示されるので、インシデントがあった直前の日を選ぶことをおすすめします。
- [続行]をクリックします。
- [詳細を調整]リストで、復元したい一番古い変更内容を探し、その下にある青い線をクリックします。
- 青い線の上にあるファイルの変更内容がすべて灰色になります。これは巻き戻しの後に復元されることを意味しています。
- [続行]をクリックします。
- [巻き戻す]をクリックします。巻き戻しが完了するとメールが届きます。
パソコンの Dropbox フォルダから
- Finder(Mac)またはエクスプローラー(Windows)でパソコンの「Dropbox」フォルダを開きます。
- 巻き戻すフォルダを右クリックします。
- [巻き戻す]をクリックします。
- [開始する]をクリックします。1 日のフォルダのアクティビティを測定するグラフが表示されます。
- グラフをクリックして日付を指定します。
- 急上昇している様子がグラフで表示されるので、インシデントがあった直前の日を選ぶことをおすすめします。
- [続行]をクリックします。
- [詳細を調整]リストで、復元したい一番古い変更内容を探し、その下にある青い線をクリックします。
- 青い線の上にあるファイルの変更内容がすべて灰色になります。これは巻き戻しの後に復元されることを意味しています。
- [続行]をクリックします。
- [巻き戻す]をクリックします。巻き戻しが完了するとメールが届きます。
注:Dropbox モバイル アプリと Dropbox デスクトップ アプリでは、Dropbox 巻き戻し機能をご利用いただけません。
Dropbox 巻き戻し機能:Dropbox Business チーム向けの管理設定
デフォルトで Dropbox 巻き戻し機能を使用できるのは Dropbox Business チームの管理者のみですが、管理者はチーム メンバーが Dropbox 巻き戻し機能を使用できるように設定を変更することができます。手順は次のとおりです。
- 管理者のアカウント情報を使用して dropbox.com にログインします。
- [管理コンソール]をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [コンテンツ]で[巻き戻し]をクリックします。
- [フォルダの巻き戻しを行えるユーザーを指定]の横にあるプルダウン メニューをクリックして[チームメンバー全員]または[チーム管理者のみ]を選択します。
- [チームメンバー全員]を選択すると、チーム メンバーは個人用フォルダ、共有フォルダ、チーム フォルダを巻き戻しできるようになります。
- [チーム管理者のみ]を選択した場合、チーム メンバーはアカウント内のどのフォルダも巻き戻すことはできません。
注:管理者がチーム メンバーとして代理ログインし、メンバーのアカウントを巻き戻すことはできません。 管理者はチーム メンバーに各自のアカウントの巻き戻しのみを許可できます。
Dropbox の巻き戻し機能を使用した後は?
Dropbox の巻き戻し機能を使用した後は、次の操作をおすすめします。
- Dropbox.com で希望どおりに変更されているかアカウントを確認する
- リンク済みデバイスとすべてのコンテンツの同期が完了してから他の変更を行う
もっと前まで巻き戻したい場合は、Dropbox 巻き戻し機能の手順に従い、ファイルのアクティビティのグラフでそれ以前の日付を選択するかリストで調整してください。
Dropbox の巻き戻し操作を取り消すことはできますか?
はい、最初に巻き戻しを行った前の日付にアカウントを巻き戻してください。
たとえば、今日の午後 4 時にアカウントを 3 日前の状態に巻き戻したとします。その場合は今日の午後 4 時より前の時間に Dropbox 巻き戻し機能を使ってアカウントを巻き戻してください。
Dropbox の巻き戻し機能ではどれだけ前の日付まで戻すことができますか?
Dropbox 巻き戻し機能ではアカウントのバージョン履歴に記録が残っている変更内容のみ取り消すことができます。