エンタープライズ モビリティ管理(EMM)でチームを管理する

Admins 更新 Aug 18, 2025

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この記事では、Enterprise プランの Dropbox チームでのみご利用いただける機能について説明しています。

エンタープライズ モビリティ管理(EMM)は、組織のアプリ、ネットワーク、デバイスにおけるモバイル デバイスの使用状況を管理するのに役立ちます。Dropbox EMM を使用すると、Enterprise プランのチーム用 Dropbox は、サードパーティの EMM プロバイダと協力して、メンバーによる Dropbox モバイル アプリの使用方法をより細かく管理できます。

EMM を使用する Enterprise の管理者は、次の操作を行うことができます。

  • Enterprise アカウントのモバイル アプリ使用を管理対象デバイスのみに制限(組織が提供したデバイスまたは個人用デバイスを含む)
  • 空き容量や位置情報など、アプリ使用の可視性を強化
  • 紛失/盗難に遭ったデバイスを遠隔削除

エンタープライズ モビリティ管理を有効にする

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:EMM を初めて設定するときは、テスト モード オプションを使用して、正しく構成されていることを確認してください。

EMM を有効にするには、組織内のモバイル デバイスのアクセスを管理するサードパーティの EMM プロバイダが必要です。設定が完了したら、次の手順に従ってください。

  1. dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
  2. 左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
  3. 製品で、Dropbox の左側にあるプルダウンメニューをクリックします。
  4. 設定]をクリックします。
  5. インテグレーション]タブをクリックします。
  6. デバイスで、エンタープライズ モビリティ管理(EMM)に移動し、認証トークンの右側にあるコピーをクリックします。
  7. EMM プロバイダの管理コンソールを開きます。
  8. Dropbox Android および Dropbox EMM(iOS 用)を組織のアプリ ストアのアプリケーションとして追加します。
  9. iOS と Android の両方のデバイスに認証トークンを使用してアプリの設定を追加します。 
    • 注:構成キー名の入力を求められた場合は、team_emm_tokenを使用します。
  10. Dropbox 管理コンソールのエンタープライズ モビリティ管理(EMM)に戻ります。
    • 例外リスト] の横にある[追加]をクリックして、EMM ルールに例外がある場合は追加します。
  11. エンタープライズ モビリティ管理(EMM)の横にあるプルダウンメニューをクリックして、オプションを選択します。
  12. EMM がオプションモードで正常に動作し、EMM プロバイダで Dropbox が設定されていることを確認します。
  13. エンタープライズ モビリティ管理(EMM)の横にあるプルダウンメニューをクリックして、必須を選択 し、すべてのチーム メンバーに EMM を要求します。
    • このオプションは、ユーザーを通常の Dropbox アプリからログアウトさせ、EMM 管理対象アプリからのみログインできるようにします。
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: EMM を必須にする前に、この変更について必ずチーム メンバー全員に通知してください。

チーム メンバーの誰がモバイル デバイスで Dropbox を使用していますか?

EMM の導入中に、どのチーム メンバーのセッションが Dropbox EMM アプリまたは通常の Dropbox モバイル アプリでアクティブ状態になっているのか把握していると便利です。この情報を知ることで、管理者は移行プロセスの状態を把握し、どのタイミングで EMM を任意ではなく必須にするかを決定しやすくなります。また、使用レポートは管理者が組織全体におけるモバイル アプリの使用状況についてよりよく理解する上で役立ちます。
 

使用レポートを作成するには:

  1. dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
  2. 左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
  3. 製品で、Dropbox の左側にあるプルダウンメニューをクリックします。
  4. 設定]をクリックします。
  5. インテグレーション]タブをクリックします。
  6. デバイスで、エンタープライズ モビリティ管理(EMM)に移動し、使用状況レポートの右側にある レポートの作成をクリックします。
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: レポートが生成されると、管理者にプロセスが完了したことを知らせるメール通知が届きます。

EMM を有効にした場合 Dropbox モバイル アプリに何らかの変更がありますか?

Android:Android デバイスを対象とする従来の Dropbox アプリに変更を施しました(新しい EMM アプリを製作するのではなく)。

iOS:iOS デバイスでは、Dropbox EMM は Dropbox EMM という別のアプリになり、Apple App Store で入手できます。

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注:Dropbox EMM を Android で利用するには、Google Android フレームワーク(旧名:「Android for Work」)が必要です。

Android と iOS の両方で EMM が必要な場合、チーム メンバーは引き続きエンタープライズ アカウントにアクセスするために、組織のアプリ ストアからこの新しい Dropbox アプリをダウンロードする必要があります。

Dropbox が推奨する EMM プロバイダーは?

Dropbox では、推奨する EMM プロバイダーはありませんが、次のベンダーと連携し、アプリがそれらのプロバイダで動作することを確認しています。

  • AirWatch
  • Centrify
  • IBM Maas360
  • Inventit MobiConnect
  • Matrix42
  • MobileIron
  • Okta
  • SoftBank ビジネス・コンシェル


これらのプロバイダーのいずれかを EMM に使用することに関心がある場合は、直接プロバイダーに連絡して詳細を確認し、開始してください。

EMM を有効にした場合、チーム メンバーにはどのように表示されますか?

EMM を有効にして認証が完了すると、Dropbox はメンバーがログインするごとに認証トークンを検索します(ユーザーが EMM 管理対象デバイスからアクセスした場合)。
 

チーム メンバーが Dropbox モバイル アプリにログイン中の場合、EMM はメンバーを自動的にログアウトさせ、EMM 管理対象アプリからのみログインできるようにします。Dropbox アプリをすでに所有しているチーム メンバーがログインを試みた場合も同様です。
 

チーム メンバーが通常の Dropbox アプリへのログインを試みると、そのログインはブロックされ、ユーザーは管理対象アプリにリダイレクトされます。
 

チームでの Dropbox EMM の使用についてはこちらもご覧ください

認証トークンで問題が発生している場合

認証トークンで問題が発生している場合は、おそらくサード パーティの EMM プロバイダーと正しく設定されてないことが考えられます。Dropbox 管理コンソールの認証トークンが EMM プロバイダーのものと一致していることをご確認ください。
 

問題がなお解決されない場合はトラブルシューティングについて、ご利用の EMM プロバイダーにお問い合わせください。

EMM を有効にしてからチーム メンバーが Dropbox にアクセスできない場合

EMM を有効にした後で Dropbox にアクセスできなくなったチーム メンバーがいる場合は、おそらくそのユーザーのデバイスが EMM プロバイダーの最新設定に準拠していないことが考えられます。この問題を解決するには、ユーザーのデバイスで EMM プロバイダー設定を確認してください。問題として次が考えられます。

  • ユーザーが正しい Dropbox モバイル アプリを使用していない
  • デバイス管理が正しく設定されていない
  • デバイスに最新の構成が設定されていない

チームでの Dropbox EMM の使用についてはこちらもご覧ください。

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