Dropbox のデータ分類
データ分類は、セキュリティ アドオンを購入された Dropbox Standard のチーム、および Dropbox Business Plus、Advanced または Enterprise のチームにご利用いただけます。ただし、この機能は、膨大なファイル数を抱える一部のチームにはご利用いただけません。データ分類をチームでご利用いただけない旨の通知が表示された場合は、サポートにお問い合わせください。
データ分類を使用すると、管理者はチーム フォルダ、チーム メンバー フォルダ、共有フォルダに保存されている個人情報(クレジット カード、パスポート、銀行口座、社会保障番号など)を自動的に追跡して報告できるため、企業や政府の規制に準拠することができるようになります。
自動データ分類を有効にする
管理者は、個人情報の自動スキャンを有効にできます。
注:データ分類機能では、識別されたファイルからコンテンツをコピーする、または別の場所に保存することはありません。個人情報が含まれている可能性があることを示すラベルがファイルに表示されるだけです。
自動スキャンを有効にするには:
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- 左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
- 左側のサイドバーで[その他]のドロップダウンをクリックします。
- 左側のサイドバーで[分類]をクリックします。
- 「個人情報」ラベルの横にあるプルダウンをクリックして、[チーム コンテンツのみをスキャン]か[メンバーとチームのコンテンツ]を選択します。
- 関連のない[情報の種類]のチェック ボックスをオフにします。
- [保存]をクリックします。
検出できる情報の種類
自動データ分類は現在、米国、カナダ、オーストラリア、ドイツ、フランス、日本、シンガポール、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、英国でご利用いただけます。
Dropbox で検出できる個人情報の種類の現在の一覧を確認するには:
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- 左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
- 左側のサイドバーで[分類]をクリックします。
- [情報の種類]で検索します。
スキャンできるファイル形式
次のファイル形式はスキャンできます。
.doc |
|
.docx |
.rtf |
.docm |
.txt |
.ppt |
.vtt |
.pptx |
.gdoc |
.pptm |
.gsheet |
.csv |
.gslides |
.xls |
.paper |
.xlsx |
.papert |
.xlsm |
|
- Dropbox は現在、パスワードで保護されたファイルと 100MB を超えるファイルをスキャンできません。
- 個人情報の分類はすべて、チーム アクティビティ ログに追加されます。
外部との共有アラートの受信と表示
機密情報を含むファイルやフォルダがチーム外で共有された場合、管理者に情報漏洩防止(DLP)アラートが電子メールで送信されます。
注:外部共有アラートは、チーム フォルダ内のファイルやフォルダに対してのみ発生し、チーム メンバー フォルダや共有フォルダでは発生しません。
メール アラートには次の情報が含まれています。
- ファイル名と場所
- アラートの種類および緊急度
- コンテンツが共有された日時
- 共有コンテンツで検出された情報の種類
- コンテンツを共有したチーム メンバー
- 共有の受信者
セキュリティ アラートをオンまたはオフにする方法をご覧ください。
管理者は、管理コンソールでアラートをチェックし、影響を受けたコンテンツへのアクセスを必要に応じてブロックできます。
すべての DLP アラートにアクセスするには:
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- 左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
- [セキュリティ]をクリックします。
- [セキュリティ アラート]をクリックします。
外部との共有コンテンツへのアクセスを削除するには:
- メールまたは管理コンソールで DLP アラートを開きます。
- 右上にある[アクセスの管理]をクリックします。
- 受信者の名前の横にある下向き矢印をクリックし、[削除]を選択します。
分類レポートを作成する
管理者は、分類レポートを作成して、個人情報を含むファイルの一覧を表示できます。レポートには次の情報が含まれています。
- ファイル名と種類
- ファイル ID
- ファイルの場所
- 検出された情報の種類
- 外部との共有ステータス
- 共有方法
- 共有者
- 共有相手
- 共有日
分類レポートを作成するには:
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- 左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
- 左側のサイドバーで[その他]のドロップダウンをクリックします。
- 左側のサイドバーで[分類]をクリックします。
- [ラベルが付けられたファイルのレポートを作成]の横にある[レポートを作成]をクリックします。
.csv ファイルが生成されます。管理者アカウントの[Dropbox Business レポート]フォルダからレポートを表示またはダウンロードできるようになると、メールで通知されます。
注:
- 注:最初のスキャン処理が完了するまで、レポートを作成することはできません。
- 分類レポートを作成するには、個人情報のラベル付けを有効にする必要があります。
検出の品質に関するフィードバックを提供する
管理者はデータの分類に関するフィードバックを提供して、スキャン精度の向上に協力することができます。
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- 左側のサイドバーで[管理コンソール]をクリックします。
- [セキュリティ]をクリックします。
- [セキュリティ アラート]タブをクリックします。
- フィードバックを送信するアイテムを検索します。
- フィードバックを送信したいアラートをクリックします。
- [このアラートを改善する]をクリックします。
- 検出された情報に関する質問に答えます。
- 注:コメントには、機密情報や個人情報を含めないでください。
- 必要に応じて、追加情報を入力します。
- Dropbox からの連絡を許可する場合は、[フィードバックについて Dropbox からの問い合わせを許可します]の横にあるチェックボックスをオンにします。
- 管理者アカウントの[Dropbox Business レポート]フォルダで分類レポートを開きます。
- フィードバックを送信するアイテムを検索します。
- [PII(個人データ)についてのフィードバックを送信]の列にあるリンクをクリックします。
- 検出された情報に関する質問に答えます。
- 必要に応じて、追加情報を入力します。
- 注:コメントには、機密情報や個人情報を含めないでください。
- Dropbox からの連絡を許可する場合は、[フィードバックについて Dropbox からの問い合わせを許可します]の横にあるチェックボックスをオンにします。
- [送信]をクリックします。
注:
- フィードバックについて Dropbox からの問い合わせを許可することに同意された場合、Dropbox の担当者がメールで連絡し、詳細情報を伺うことがあります。
- Dropbox は、影響を受けたファイルの内容を明示的な許可なく閲覧することはありません。
検出の精度
データ分類機能は、確率に基づいて個人情報を予測します。この予測は主観的なものであり、100% 正確ではない場合があります。
チーム メンバーのファイル
管理者がデータ分類を有効にしている Dropbox チームのメンバーの場合、Dropbox はチームのファイルをスキャンして個人情報を検索します。管理者がチームのアカウントの機密データを適切に管理できるように、このプロセスではファイルに特定の属性を割り当てることができます。チームが解散された後に、Dropbox を引き続き使用する場合、かつてチームのアカウントに含まれていたファイルでは、データ分類プロセスで割り当てられた属性が保持される場合があります。