お客様の Dropbox チーム アカウントで今後予定されているファイル システムのアップデートについて
アップデート前のチェックリスト
チーム フォルダは、チームのメンバーがより簡単にフォルダを見つけることができるよう、メンバー フォルダから整理体系を強化した構造へと移行します。この移行により、ファイル パスが変更されるため、API インテグレーションにサービスの中断が発生する可能性があります。管理者とチーム メンバーは、以下のチェックリストに従ってアップデートの準備をする必要があります。
ファイル システム アップデートのチェックリスト
アップグレードの前夜に、チーム メンバー全員(すべての管理者とアプリ開発者を含む)にこのチェックリストを完了してもらい、アクセスが制限されることを理解してもらう必要があります。
- Dropbox デスクトップ アプリがバージョン 172 以降で実行されていることを確認します。
- サードパーティ製アプリケーションやカスタム API インテグレーションを最新バージョンに更新します。こうすることで、過去にチーム フォルダが含まれていたメンバー フォルダで操作を実行しようとする API コールが失敗しないようになります。ショートカットを再び使用するには、古いリンクを削除して新しいリンクを作成する必要があります。
- Windows クイック アクセス リンクとMac エイリアスを作成する方法は各リンクからご覧ください。
- 可能であれば、インテグレーションのファイル パスを絶対パスから相対パスに切り替えてください。
- 相対パスに切り替えることで、アップデート後にパスを再構成する必要がなくなります。
- 相対パスへの切り替えができない場合は、アップデート後に必要に応じて手動でファイル パスを変更してください。
- サブフォルダにアクセスできるチーム メンバーには、最上位のチーム フォルダへのフォルダ パスが表示されるため、フォルダには納得のいく名前をつけるようにしましょう。詳細については、以下のチーム フォルダのセクションを参照してください。
- 開いているアプリをすべて閉じ、デバイスを再起動します。
- 再起動時に自動的に開いたアプリをすべて閉じます。
- ショートカットとサードパーティ製アプリのインテグレーションをすべて一時停止します。
- 注:絶対ファイル パスが使用されている場合、正しく動作しない可能性があります。アップデートが完了したらすぐにオンに戻すことができます。
- Dropbox デスクトップ アプリを一晩中起動したままにします。
- 注:アップデート中は、チーム メンバーによる Dropbox アカウントへのアクセスやファイルの変更を行わないことを推奨します。アップデートが完了し、アカウントにアクセスできるようになると、通知が届きます。
アプリ開発者
チーム アカウントをご利用のアプリ開発者は、次の操作も行う必要があります。
- /files/list_folder を使用して root に「Dropbox-API-Path-Root」ヘッダーを設定し、path に ""(空の引用符)を設定して、チーム スペースのコンテンツをリストアップします。
- アプリがメンバー フォルダにあるチーム フォルダへの絶対パスを使用していて「Dropbox-API-Path-Root」ヘッダーを設定しない場合、チームをアップデートした際にチーム フォルダを絶対パスで見つけることができなくなるため、API コールが失敗します。
- フォルダ ID を使用してチーム スペースのコンテンツにアクセスしても、関連するルートが必要なため失敗します。
アップデート後のチェックリスト
アップデート後、管理者とチーム メンバーは以下の操作を行う必要があります。
- 古い Dropbox フォルダ名を使用しているサードパーティ製オートメーション ファイルのパスを変更し、引き続き正常に動作するようにします。
- オフライン アクセスを許可したいフォルダを選択します。選択しない場合、既存のチーム フォルダの設定が、新しいファイルにデフォルトで適用されます。
- 注:同期時間短縮のため、ファイルを「オンラインのみ」に設定することをおすすめします。
- フォルダへのアクセス権を付与されたにもかかわらず Dropbox デスクトップ アプリに表示されない場合は、そのフォルダの選択型同期をオンにしてください。
注:Windows をお使いの場合、アップデート後に[Dropbox アカウントを同期できません]という題名のダイアログ ボックスが表示されるか、同期ステータス に[Dropbox アカウントを更新しています]または[データベースをアップグレード中]と表示されることがあります。これは、Dropbox を使用しようとしていたアプリがアップデート中に開いていたためです。
この問題を解決するためのオプションは複数あります。1 つを試したら、Dropbox が同期を開始するまで数分お待ちください。Dropbox が同期を開始しない場合は、別のオプションを順次お試しください。
- デバイスを再起動します。再起動時に開いていたアプリを含め、すべてのアプリを閉じてから Dropbox を開きます。
- 一旦 Dropbox からログアウトし、再度ログインします。
- Dropbox からログアウトし、 Dropbox フォルダの名前を変更するか削除します。 その後、再度ログインします。
問題が解決すると、同期ステータスが変わり、同期が進行中であることを示します。
同期するファイルがたくさんある場合は、Dropbox アカウントからログアウトすることで同期時間を短縮できます。 再度ログインし、必要なフォルダのみを同期するように求められたら、選択型同期設定を行います。
アップデート後のフォルダ整理が簡単に
ファイル システムのアップデートにより、チームのフォルダとファイルの整理方法が簡素化されるため、全員が適切なファイルを見つけて、より迅速に共同作業を行うことができます。個人用フォルダとチーム フォルダでの改善点は以下のとおりです。
個人用フォルダ
チーム メンバーは各自の個人用フォルダを持てるようになります。
- このフォルダには、チーム メンバー本人のファイルに加え、チーム メンバーと共有されているファイルが保存されます。
- チーム メンバーは、/[チーム名] Dropbox/[チーム メンバーのお名前] からこのフォルダを見つけることができます。
チーム フォルダ
- Dropbox フォルダの名前が「Dropbox [チーム名]」から「[チーム名] Dropbox」に変更されます。
- チーム フォルダがメンバー フォルダから Dropbox フォルダに移動されます。
- チーム内の他のユーザーとフォルダを共有すると、共有したフォルダへのパスがそのメンバーに表示されます。
- たとえば、「デザイン」という名前のチーム フォルダに「マーケティング」という名前のフォルダが含まれていて、その「マーケティング」フォルダには、「夏」という名前の別のフォルダが含まれているとします。「夏」フォルダをチーム メンバーと共有すると、「デザイン」または「マーケティング」フォルダへのアクセス権がない場合でも、そのチーム メンバーには「デザイン/マーケティング/夏」というファイル パスが表示されます。フォルダとファイルの権限はすべて以前と変わりません。
- 共有フォルダ名は、すべてのチーム メンバー間で一貫性が保たれます。つまり、共有フォルダ名が変更されると、すべてのメンバーに表示される名前も変更されます。
- 管理者は、チーム フォルダを個人やグループと共有できます。
- チーム外のユーザーとチーム フォルダを共有するには、[チーム外のユーザーと共有]の設定を[オン]に設定する必要があります。なお、この設定は管理コンソールで変更できます。
- フォルダへのアクセス権を付与されたにもかかわらず Dropbox デスクトップ アプリに表示されない場合は、そのフォルダの選択型同期をオンにしてください。
ファイル システムのアップデート後にコンテンツをチームと共有する方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
チームのアップデートのスケジュールを変更する
管理者は、管理コンソールからアップデートの日付を変更できます。
手順は次のとおりです。
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- [管理コンソール]をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [チームのプロフィール]をクリックします。
- アップデートの予約日は[ファイル システムのアップデート]に表示されます。
- 最初のプルダウン メニューをクリックして、カレンダーに表示されている中から日付を選択します。
- 2 番目のプルダウン メニューをクリックして時刻を選択します。
コミュニティの回答
-
投稿者:: mocom 657 日前
828
1
0
-
投稿者:: Yasuo_Ueno 956 日前
1039
2
0
-
投稿者:: Gonfox 1089 日前
506
2
0