Dropbox Paper:チーム用 Dropbox 向けの管理者設定
この記事の情報は、Dropbox Professional、Essentials、Standard、Business、Advanced、Business Plus、Enterprise の特定の種類の管理者に適用されます。
注:チームで Dropbox Paper の 2020 リリースを利用中の場合は、この下にある 1 つ目のボックス内の手順に沿って設定してください。旧リリース版の Paper を利用中の場合は、2 番目のセクションの手順に沿って設定してください。
チームが利用しているリリースを確認するには:
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- [作成]をクリックします。
- [ドキュメント]にカーソルを合わせます。
- ドキュメント タイプのリストに Dropbox Paper が表示されない場合は Paper の旧リリース版をご利用中です。
- ドキュメント タイプのリストに Dropbox Paper が表示される場合は、新しい Dropbox Paper 2020 リリース版をご利用中です。
詳しくは、チーム管理者向けにまとめた Dropbox Paper の 2020 リリースに関するよくある質問をご覧ください。
Dropbox Paper の 2020 リリースの管理者
このセクションは、Dropbox Paper の 2020 リリースを利用中のチームの Dropbox チーム アカウント管理者向けの説明です。この記事の上部に記載された手順に沿って、利用中のリリースを確認してください。
Paper の 2020 リリースでは、通常の Dropbox ファイルと同じように Paper ドキュメントをお使いいただけます。そのため、Paper ドキュメントの管理者向け設定は通常の Dropbox ファイルの設定と同じです。こちらで通常の Dropbox ファイルの共有設定とプライバシー設定の管理方法をご覧ください。Paper ドキュメントでも同じ方法で管理できます。
- チームによるチーム外へのファイルやフォルダ(Paper ドキュメントを含む)の共有権限を管理する
- チーム メンバーによるファイル(Paper ドキュメントを含む)の完全削除を制限する
- チーム メンバーとして代理ログインし、チーム メンバーのファイル(Paper ドキュメントを含む)を管理する
- チームによるアプリ(Paper を含む)への接続をブロックします。
Paper の 2020 リリースでも変更されていない管理者向け機能もあります。
旧リリース版の Dropbox Paper の管理者
このセクションは、旧リリース版の Dropbox Paper を利用中の Dropbox チーム アカウント管理者向けの説明です。この記事の上部に記載された手順に沿って、利用中のリリースを確認してください。
Paper を有効または無効にする
チームで Dropbox Paper をオンまたはオフにするには:
注:2017 年 8 月 7 日以降に作成された Standard および Advanced のチーム用 Dropbox では、デフォルトで Dropbox Paper が有効になっています。
すべての Paper ドキュメントをエクスポートする
Paper を無効にする際には、Paper ドキュメントを Word ファイルまたは Markdown ファイルとしてエクスポートすることができます。ドキュメントをエクスポートするには、次の手順に従ってください。
- Paper を無効にしてから[# 件のドキュメントをエクスポート]をクリックします。
- ファイル形式を選択して[ダウンロード]をクリックします。
- エクスポートが完了すると、選択したファイル形式に変換された Paper ドキュメントが添付されたメールが届きます。このメールで[ドキュメントをダウンロード]をクリックします。
チーム メンバーが所有するアクティブなドキュメントはすべてエクスポートされます。削除済みのドキュメントはエクスポートされません。
チーム限定共有
チーム用 Dropbox の管理者は、チーム メンバーが Paper ドキュメントを共有できる相手を指定することができます。また、管理者はチーム外のユーザーとの共有を有効にしたり、Dropbox チームのみに制限したりすることもできます。共有をチーム内だけに制限する方法は次のとおりです。
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- [管理コンソール]をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [詳細設定]で[Paper]を選択します。
- [Paper ドキュメントをチーム外と共有する]をオンまたはオフに切り替えます。
- [変更を適用]をクリックします。
この設定は遡って適用されることはありません。設定を変更後に共有したドキュメントにのみ適用されます。チーム外のユーザーと共有したドキュメントを確認するには、アクティビティ レポートをご覧ください。
注:この設定をオフにすると、チーム メンバーがチーム外のユーザーと共有している外部フォルダでもドキュメントを作成できなくなります。
デフォルトの Paper ドキュメント プライバシー
管理者は Paper ドキュメントへのリンクのデフォルトのプライバシー設定を選択することができます。デフォルトの Paper ドキュメント プライバシーを切り替える方法は次のとおりです。
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- [管理コンソール]をクリックします。
- [設定]をクリックします。
- [詳細設定]で[Paper]を選択します。
- [デフォルトの共有設定]の横にある[リンクを知る全ユーザー]、[リンクを所有しているメンバー]、[外部との共有を無効にするにする]のいずれかを選択します。
- [リンクを知る全ユーザー]を選択すると、チーム メンバーかどうかにかかわらず、リンクを知っていれば誰でもドキュメントを開くことができます。
- [リンクを所有しているメンバー]を選択すると、ドキュメントを開くことができるのはリンクを所有しているチーム メンバーのみとなります。リンクを所有していてもメンバーでない場合、ドキュメントを開くことはできません。
- [外部との共有を無効にする]を選択すると、チーム メンバーはチーム外のメンバーとドキュメントを共有できなくなります。
完全削除の管理
デフォルトでは、作成者がドキュメントやフォルダをアーカイブした後に完全に削除することができます。
チーム用 Dropbox のチーム管理者は、Paper ドキュメントの完全削除をチーム管理者のみに制限することができます。完全に削除されることを防ぐには、チーム管理者がチームによる削除を[オフ]に設定してください。
注:削除設定が[オフ]に設定されている場合は、チーム管理者がユーザーの代理ログインでログインすると、ファイルを完全に削除できます。ユーザーの代理ログインの方法は以下をご覧ください。
注:この設定は Dropbox に保存されているファイルと Paper ドキュメントに適用されます。
ユーザーの代理ログイン
チーム用 Dropbox のチーム管理者は、チーム メンバーとして代理ログインができます。代理ログインでできることは次のとおりです。
- Paper ドキュメントやフォルダを閲覧する
- ドキュメントやフォルダを他のユーザーと共有する
- Paper ドキュメントやフォルダを移動する
- アーカイブした Paper ドキュメントを復元する
- Paper ドキュメントをアーカイブ、完全削除する
管理者がドキュメントを作成、編集したり、ドキュメントにコメントしたりすることはできません。
代理ログインをして、チーム メンバーの Paper アカウントにアクセスするには:
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- [管理コンソール]をクリックします。
- [メンバー]をクリックします。
- ログインするチーム メンバー名の横にある[…](省略記号)をクリックします。
- [メンバーとしてログイン]をクリックします。
- 選択したユーザーとしてログインするか確認し、[ログイン]をクリックします。
- [Paper]タブをクリックします。
- 完了したら、[ログアウト]をクリックします。
注:管理者が行った操作はすべてアクティビティ ログに記録されます。
Paper ドキュメントでのチームのアクティビティを確認する
[メンバー アクティビティ]タブには、チームの最近のアクティビティの概要が表示されます。管理者は[メンバー アクティビティ]タブで特定の Paper アクティビティを選択したり、すべてのアクティビティを記録したレポートをダウンロードしたりできます。
記録される Paper のイベント:
- ドキュメントの作成と編集
- ドキュメントへのコメントとコメントの解決
- チーム メンバーやチーム外のユーザーとのドキュメントの共有
- ドキュメントのアーカイブや完全削除
- チーム メンバーやチーム外のユーザーからのドキュメントへのアクセス リクエスト
- チーム メンバーやチーム外のユーザーによるドキュメントの閲覧
- 共有ポリシーの変更
詳しくは、チーム アクティビティを確認する方法をご覧ください。
チーム用 Dropbox の Paper でのセキュリティ制限
チーム用 Dropbox のセキュリティ オプションの中には、Dropbox Paper では利用できないものがあります。Dropbox Paper を使用するチームが利用できないオプションについては、以下をご覧ください。
Dropbox Paper が対応していない規格と規制
Dropbox Paper はこれらの規格と規制の対象には含まれていません。
- ドイツ BSI C5
これらの規格に対する Dropbox コンプライアンスの詳細
デバイスの承認は Paper モバイル アプリに含まれていません。
デバイスの承認は Advanced プランと Enterprise プランのチーム用 Dropbox でご利用いただけるセキュリティおよびアクセス機能です。デバイスの承認を使用すると、チーム メンバーがチーム用 Dropbox アカウントへのアクセスに使用するデバイスを管理者が管理できます。Dropbox Paper モバイル アプリはデバイスの承認の対象外です。
エンタープライズ モビリティ管理は Paper モバイル アプリに含まれていません。
エンタープライズ モビリティ管理(EMM)とは、Enterprise プランを利用中のチーム用 Dropbox 向けの機能のことで、企業のアプリ、ネットワーク、デバイスでモバイル デバイスの使用を管理できます。Dropbox Paper モバイル アプリは EMM の管理対象外です。
ネットワーク制御は Paper に含まれていません。
ネットワーク制御は Enterprise プランのチーム用 Dropbox のセキュリティおよびアクセス機能です。この機能をご利用になると IT 管理者は企業ネットワークで、どの Dropbox アカウントを使用できるか管理することができます。現在、Dropbox Paper はネットワーク制御の管理対象外です。
Paper モバイル アプリからチーム メンバーを遠隔操作でログアウトさせる方法
管理者は遠隔操作を使用して、すべてのデバイスで Paper モバイル アプリからチーム メンバーをログアウトさせることができます。ログアウトしたメンバーはチームの Paper ドキュメントにアクセスできなくなります。
- dropbox.com で管理者のアカウント情報を使用してログインします。
- [管理コンソール]を開きます。
- [メンバー]をクリックします。
- すべてのデバイスの Paper モバイル アプリからログアウトさせたいメンバーの名前をクリックします。
- [Paper モバイル デバイス]の[こちらをクリック]をクリックし、すべてのデバイスで Paper からそのチーム メンバーをログアウトさせます。